春分の日にはぼた餅を食べよう
春彼岸のお供え物といえば「ぼた餅」です。春分の日に食べられることが多く、小豆を砂糖と煮て作ったあんこで餅を包んだもののことをいいます。呼び方が違うだけで「おはぎ」と同じものです。
どうして同じものに2つの名があるのかというと、ぼた餅は漢字で「牡丹餅」、おはぎは「お萩」と書くように春に咲く花「牡丹」と秋に咲く花「萩」にちなんでいます。そのため、春彼岸に食べるのが「ぼた餅」で秋彼岸に食べるのが「おはぎ」ということです。
あんこの原料である小豆には魔除けの効果があるという伝えから、日本の行事には欠かせない食材のひとつ。小豆の赤い色が邪気を吸い取り災いが降りかからないようにおまじないとなっているんだとか。
春を感じながらご先祖様と一緒に過ごそう
今までは単なる祝日と思っていた春分の日も意味を理解することで、充実した日を過ごすことができるようになります。
なんとなくお墓参りに付き添っていた方も多いかもしれません。しかし、ご先祖様の眠るお墓を掃除したり感謝やお祈りをしたりする大切な一日です。
3月にはまだ雪が残るエリアもあるかもしれませんが、冬を超えて暖かさを感じられるシーズンの到来です。春分の日をなんとなく過ごすのではなく、ご先祖様を思い家族と充実した日を過ごしてみてはいかがでしょう。