生食用のイカが手に入ったら、ワタまでおいしくいただける塩辛を作ってみましょう。寝かせる時間は必要ですが、材料はイカと塩のみ!作り方もシンプルなので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。ごはんもお酒も進むことまちがいなし!
前田未希
意外と簡単♪ イカの塩辛を作ってみよう
イカの旨味たっぷりの塩辛は、難しそうに見えて意外と簡単。特別な材料や調味料がなくても、イカと塩があれば大丈夫なんです。
そのまま食べても良いし、料理にも使えるうえ、冷凍保存できるのでとっても便利。自分で作った塩辛のおいしさは格別ですよ。
材料(作りやすい量)
・スルメイカ(生食用)……2はい
・塩……適量
イカの捌き方
剥ぎ残りができた場合は、包丁で軽くこそぐようにすると良いです。
消化途中の内容物が入っているので、塩漬けにする前に取り除きましょう。
塩辛の作り方
塩の量は、写真のようにワタ全体が白く覆われるくらいです。たっぷりの塩で塩漬けすることで、中心までしっかりと浸透圧がかかるようにします。
水分が出て来るので、重ねず、水分が落ちやすいようにバットやザルに並べるようにしましょう。
切り身にまぶした塩は、余分な水分を飛ばすためのものです、できあがりの味はワタの塩気で充分なので、切り身にふる塩はごくわずかで良いです。
作る時のポイント
スルメイカには寄生虫のアニサキスがいることもあるので、生食の際には注意が必要です。
目視では探しきれないので、2種類の対策があります。
1. イカを切る際、幅を狭く切る
アニキサスは体の一部が傷つくと死滅する特徴があります。細長く切るイカソーメンは危険性が下がるので、同じ要領で切り身をスライスする際に2〜3mmの幅に切るという手段があります。
できあがりの食感が市販のものに比べて変わりますが、なるべく早く食べたい時には便利な対策法です。