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知れば知るほどクセになる。「スリランカ料理」がブームの予感

レシピ

各国の料理が日本に居ながらにして味わえる昨今、これから来るグルメトレンドとして注目を集めているのが「スリランカ料理」です。スパイシーなのに甘さや深みがある料理の数々は、一度食べるとクセになる味わいですよ。

muccinpurin

1. スパイシーからマイルド系まで「スリランカカレー」

Photo by muccinpurin
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日本でもここ数年ブームを巻き起こしている「スリランカカレー」。スリランカの国民食とあって、その種類は数え切れません。各家庭によってスパイスや具材の組み合わせが無数あるので、毎食食べてもまったく飽きないんだそうです。

スパイスが効いた辛いカレー以外にも、マイルドで日本人でも食べやすい味がたくさん。「エビカレー」はエビの旨みと、ココナッツのマイルドさが絶妙なバランスです。この深みはさすがスパイス大国スリランカ……と感心してしまうおいしさ。

Photo by muccinpurin
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こちらは「じゃがいものカレー」。ココナッツベースのカレーに、「カレーリーフ」と甘い風味を持つハーブ「パンダン」が香るマイルドな味わいです。

Photo by muccinpurin
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現地では「インディアッパ」という米粉で作った麺に、カレーをかけて具とともに手でほぐしながら食べます。これだけだとまとまりが悪いんですが、カレーの具であるじゃがいもの粘りが、全体をうまく繋いでくれます。

「スプーンで食べても同じでしょ……」と半分疑いながら、手を使って食べてみたんですが、その味の違いに驚きました。具がペースト状になることで味がなじみ、口に入れた瞬間にマイルドさの波が押し寄せます。

日本ではカレーを手で食べる機会はほとんどありませんが、スリランカカレーはぜひ手を使って食べてみてください。味わいがガラッと変わりますよ。

2. スパイシーさにハマる「ビリヤ二」

Photo by muccinpurin
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「ビリヤニ」は、スリランカをはじめ、インドやパキスタンなどで広く親しまれる炊き込みごはん。実は「世界三大炊き込みごはん」のひとつにも選ばれているんです。

鶏肉やマトンなどの肉とスパイスを一緒に炊き込んだ、ピリッとした辛さがやみつきになる味です。

添えられたゆで卵をくずせば、黄身のマイルドさが加わってぐっと食べやすく。これもスリランカ料理ならではですね。そのバランスの妙に感心してしまいます。

3. おやつに最適!サクサクの「パティス」

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「パティス」はスリランカ風の餃子。パイに近い厚めの皮に具を包んで、カリッと揚げています。

こちらはじゃがいもに、ひき肉とスパイスが入ったパティス。ケチャップとグリーンチリを添えるのがスリランカ流です。

現地では食事というよりスナック感覚で食べるそうで、揚げる以外に焼いたパティスや具材もさまざまなものが使われるようです。

4. 癒しのプリン「ワッタラッパン」

Photo by muccinpurin
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もっともポピュラーなスイーツが「ワッタラッパン」と呼ばれるスリランカ風のプリン。

ココナッツミルクにココナッツシュガーをプラスして、仕上げにかけるシロップも「ヤシの蜜」というココナッツ尽くしのプリン。日本のプリンよりも卵を多く使うので、しっかりと固い仕上がりです。

一番の特徴はナツメグが入ること。ナツメグのスパイシーさで、甘さが引き締まって食べやすく、気づくとまたひと口……。

辛いものが多いスリランカ料理の最後に食べるワッタラッパンは、癒しの味です。

まずはスリランカ料理を体験して!

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筆者も実はスリランカ料理を食べる前、どんな料理なのかまったく想像がつきませんでした。実際に食べて取材を進めていくと、その魅力にぐんぐん引き込まれている自分に気づきました。

「百聞は一見に如かず」まさにそんな表現がぴったりなスリランカ料理。辛さと甘さ、旨みが詰まった独自の食文化を体験してみてはいかがでしょう。

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