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[1/31〜2/6の運勢]2月1週目の運勢はどうなる?SUGARさんが贈る12星座占いをチェック!

今週のかに座の運勢

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illustration by ニシイズミユカ

ここ掘れワンワン

今週のかに座は、不可解な衝動に突き動かされていくような星回り。

「何もすることがないので穴を掘ることにした」という書き出しのごとし。谷川俊太郎が幼稚園児ぐらいの子ども向けに書いたもので、「にちようびのあさ、なにもすることがなかったので、あなをほりはじめた」から始まる話がありました。

「穴があったら入りたい」とも言いますが、人間、生きていれば、どこかに身を隠してしまいたいという気持ちに突き動かされる時期がある。それは物理的な穴であっても、抽象的な“ここではないどこか”であってもいいんですが、それで骨董品にこり始めたり、バイクの免許をとって日本を一周しに行ってしまったりする。そういうのは説明できない心情で、とにかく絶対にそうしたい、と思うようになるのが特徴です。

今週のあなたもまた、自分の身がすっぽり入るくらいの穴を掘りだしてしまうかもしれません。

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今週のしし座の運勢

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illustration by ニシイズミユカ

荘厳なるバランス

今週のしし座は、自転しながら公転していくような星回り。

「天体が引き止めあへる冬と知る」(藤田哲史)という句のごとし。冬は、毎年私たちの頭上にこんなにも星々が輝いていたのかということを改めて気付かせてくれる季節でもありますが、地球から肉眼で見える星はすべて天の川銀河の中にあります。

星が銀河系の外へ飛び散っていってバラバラになってしまわないのは、まず星の重力が引き止めているからであり、さらに星の運動そのものが、銀河系が自分の重力でつぶれるのを防いでいるから。掲句の「天体が引き止めあへる」というのも、そうした荘厳なレベルで働く相互作用のことなのでしょう。

今週のあなた自身もまた、そうした天の川銀河系に存在するひとつの星として、いかに自分がさまざまな相互作用の働きのなかで存在しているかということを嫌というほど突きつけられていくことでしょう。

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今週のおとめ座の運勢

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illustration by ニシイズミユカ

半ば付き合い、半ば突き放す

今週のおとめ座は、自分も含めた労働者の生活のために、金銭を贈ったり贈られたりしていくような星回り。

美術評論家で民芸運動の父として知られる、柳壮悦の「東洋的解決」という言葉のごとし。現代の自由主義経済において一般的な、高く売りたい作り手と、安く買いたい店が妥協するという「西洋での解決」とは異なるものとして、柳はそれを「東洋的解決」と呼び、後者の方が「もっと互の幸福を約束する」といいます。

ただ、これは理屈の上では理解できても、いざ実行しようとすると現代人の多くは強い抵抗を感じるはず。というのも、資本主義社会では労働と賃金は固く結びつけられており、労働者は自分を商品として資本家に売っていると錯覚するので、次第に人間としての尊厳をひどく傷つけられてしまうのです。

今週のあなた自身もまた、まずは収入を得て生計を立てることと、人のために働くことを別個のことして切り離してみるといいでしょう。

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今週のてんびん座の運勢

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illustration by ニシイズミユカ

一つの快楽

今週のてんびん座は、自身にユーモアとエネルギーを流し込んでいくような星回り。

「面体をつゝめど二月役者かな」(前田普羅)という句のごとし。2月の寒さが激しい頃に、1人の男が帽子を目深にかぶり、首巻を鼻の上から巻きつけて面体をつつみ隠していたにも関わらず、それでも役者ということが一見してわかったというのです。

とはいえ、これがもし「二月(きさらぎ)の面体つつむ役者かな」だったら、原句のハッとした驚きは伝わらなかったはず。「二月役者」という造語で硬質でキレのある表情を出すことで、うまくその対比を際立たせ、何よりも句全体の調子がよりドラマチックでユーモラスなものになっており、どこか三味線の音さえ聞こえてくるようです。

今週のあなたもまた、どうせ楽しみごとをやるのなら、より調子をみなぎらせ、何より自分が楽しむことに貪欲になっていきたいところです。

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