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[初心者向け]確定申告をするメリットとやり方を詳しく解説!

手順2 必要な書類等を集める

確定申告に必要な書類を用意しましょう。必要書類は人によって違いますが、たとえば以下のようなものが挙げられます。

・マイナンバーが確認できる書類
・(会社員など給与所得がある人)源泉徴収票
・(個人事業主やフリーランスなど事業所得がある人)収入や経費がわかる書類
・(所定の保険料を支払った人)社会保険料控除証明書、保険会社等が発行する証明書
・(iDeCoの掛金を支払った人)支払った掛金額の証明書
・(多額の医療費を支払った人)医療費控除の明細書、医療費通知
・(寄付をした人)寄付先の団体などから交付を受けた寄付金の受領証

必要書類がわからないときは、国税庁が運営する「確定申告書作成コーナー」というサイトを確認するか、税務署に問い合わせるのが確実です。

手順3 帳簿を整理する

手順2では、会社員や公務員は源泉徴収票、個人事業主やフリーランスは1年間の収入とそれにかかった経費がわかる書類を用意しました。

個人事業主やフリーランスは、そこからさらに売上や経費など日々のお金の流れを記録した帳簿を付ける必要があります。

帳簿は、手書きでもExcelなどで自作したものでも問題ありません。確定申告ソフトを利用すれば、確定申告初心者でも比較的簡単に青色申告をすることが可能です。

手間と時間がかかるため、1年分を1度にまとめて行うのではなく、できれば取引のたびに記帳するか月1回など定期的に行うのが理想的です。

手順4 確定申告書を作成する

ここまでに用意した書類や帳簿をもとに、いよいよ確定申告書を作成していきます。

まず、その書類や帳簿をもとに青色申告なら青色申告決算書を、白色申告なら収支内訳書を作成します。

確定申告書には「A」と「B」があります。Aは給与所得者や公的年金受給者など
が使える簡易的なもので、Bは誰でも使えるものです。

手書きで記入する場合は、まず確定申告書を入手しましょう。税務署の窓口で配布されているほか、国税庁の公式サイトからダウンロードして使うこともできます。「給与」「控除」など項目ごとに数字を集計し、記入していきます。

確定申告にかかる時間や手間を省くには、以下のような方法が有効です。

・国税庁の「確定申告書等作成コーナー」を利用する
…無料。案内に沿って質問に答えていくだけで自動的に計算&書類作成ができる。

・確定申告ソフトを利用する
…費用がかかるものの、青色申告に必要な帳簿付けなども一緒に行える。

・税理士に依頼する
…確定申告ソフトより費用が高額ながら、専門家に丸投げできてミスなく確実。

手順5 確定申告書類を提出する

手順4で作成した確定申告書と添付が必要な書類をまとめて提出します。提出方法は以下の3パターンから選べます。

・住所地を管轄する税務署に持っていく
…受付で手渡すか、時間外収受箱に投函。移動の手間と時間がかかるのがデメリット。

・住所地を管轄する税務署に郵送する
…郵便代はかかるものの、持参するよりは手軽。

・e-Taxで申告する
…オンラインでデータを送信。添付書類を省けたり税金が還付されるまでの時間を短縮できたりするメリットも。

確定申告のお得情報

最後に、より有利に確定申告を進めるために知っておきたいポイントを解説します。

青色申告がお得

青色申告のほうが、節税効果が高く有利です。ただし、事前に(原則青色申告書での申告をする年の3月15日までに)申請書を提出しておく必要があります。

青色申告には以下のようなメリットがあります。

・10万円~65万円の特別控除が受けられる
・家族への給与を必要経費にできる
・赤字を3年間繰り越せる

55万円の控除を受けるためには、「複式簿記での帳簿付け」が、65万円の控除を受けるには、それに加えて「e-Taxによる電子申告又は電子帳簿保存」が必要となりますので、早めに準備していきましょう。

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