3.時間感覚の身に付けかた
小学校からは時間割があり、これまで以上に時間に合わせて行動していく必要が出てきます。
意外と知られていませんが、入学予定の小学校のホームページを見れば、時間割や年間スケジュールを確認できることがあります。
もし時間割が見れたら、その通りに家でも過ごすようにしてみましょう。
9時ごろになったら、「今から授業が始まるねー」と声をかけたり、お昼の時間に合わせてごはんを用意してみたりすることで、子ども自身も学校生活のリズムをイメージしやすくなります。
4.学習・読書する習慣は親も一緒に
すでに保育園・幼稚園のころからひらがなや数字の学習をしている子も多いと思いますが、小学校に上がっても自然に学習する習慣をつけるには親が一緒に勉強をするのがコツです。
「お母さんは隣でお仕事を頑張るから、●●●くんも一緒に足し算の練習してみようか」と、何をするか決めて5分だけでもいいので取り組んでみましょう。
家族で何かに取り組む時間を決めると、子どもも一緒に集中してやってくれますよ。
また、これは経験則ですが読書の習慣がある子は勉強で成績が伸びる子が多い印象があります。
ぜひ、子どもが見えるところで親が本を読むようにしましょう。親が楽しそうに読んでいれば、子どもはそれに興味が湧き読みだしますよ。
最初は漫画でもなんでも構いません。文字を読む癖をつけてあげれば十分です♪
最大の難関!「夏休み」の過ごし方
最初の4ヶ月をクリアできたら、次の難関はママ・パパが1年を通して最も恐れている「夏休み」ではないでしょうか。
毎日お昼ご飯を作ってあげて、仕事をしながらどうやって面倒をみようかと悩む方も多いと思いますが、結論からいうと「小学生は親が無理に一緒に過ごさなくていい」です!
夏休みともなれば、学童のイベントでキャンプや合宿などのイベントが行われていたりすることがあるので、ぜひそういったイベントにどんどん参加させましょう。親も楽になりますし、子どもにとっても非日常のとても良い体験になりますよ。
お泊まり会をしてみる
まだコロナの影響でどうなるかはわかりませんが、お友だちを招待してのお泊まり会はおすすめです。
夏休みは1ヶ月ほど。入学してせっかく仲良くなったのに、すぐに1ヶ月間会えずに過ごすのは子どもにとってはかわいそうですよね。
入学後に仲良くなった子とお泊まり会を開催してあげれば、より仲が深まり、夏休み明けに学校に行く不安もなくなりますよ。
祖父母のいる実家に預けっぱなしにしない
夏休みといえば、祖父母に会いに行くという家族も多いでしょう。しかし、長期間の預けっぱなしは禁物。どうしても孫相手だと甘やかし過ぎてしまいますし、夏休み後に体重が大幅増加しているなんてことも…。
力を入れ過ぎないこと、気にし過ぎないこと
入学前は説明会のほか、準備しなきゃいけないものがたくさんあったり、プリントの説明も細かすぎてわかりにくかったりと、親としては気が張り詰めることが多いでしょう。
それもこれも「小1の壁」を意識しすぎるあまり、なんでもしっかりしないと!とつい考えてしまうからなのかもしれませんが、そこまで気にしすぎる必要はありません。
むしろ、「小1の壁」が話題に上がりやすいのは以前に比べて完璧主義の親が増えてきているからかもしれません。
意外と子どもはしっかりしていて、親が困っていても自分のことは自分でしっかり準備をすることもありますし、もし何かを忘れたり間違っていたとしてもいちいち気にせず、次は気をつけようと思えたらそれでいいんです。
何かわからないことがあればどんどん先生に聞きましょう。
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今回は小一に上がる前までにやっておけばいいことをご紹介しました。
第一子を育てていると、「自分が子どもの時はどうしてたっけ?」とつい回想しながら判断するシーンも多くなりがち。小栗さんによると、そういった時に「自分の時はできてたけどなぁ」と多くの親が思うのだそう。
でも大抵の場合、大人は自分ができていなかったことを覚えていないだけなんだとか。
自分の時はできたのに!なんて思わずに、失敗したときのこともよくよく思い出しながら、子どもと接するようにしたいですね。