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[2/14〜2/20の運勢]2月3週目の運勢はどうなる?SUGARさんが贈る12星座占いをチェック!

今週のかに座の運勢

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illustration by ニシイズミユカ

吐息の調和をめざして

今週のかに座は、職業と所得、労働と報酬の結びつきを思い切って切り離していこうとするような星回り。

かつてルドルフ・シュタイナーは「所得と職業、報酬と労働が一つになってしまっていること」が、現代社会の悲惨な混迷の原因と述べていました。例えばもし、ある人の生活に必要な収入が足りなくなってしまったとき、役割ないしポストを交換しようといった提案は受け入れられるでしょうか?

正直、自分が社会や会社内で有利な立場にいるほど、難しく感じられるはずです。ところが、ルドルフはこうも言うのです。

「個々人がその仕事の収益を自分の権利として要求することが少なければ少ないほど、つまり彼がその収益をその共働者と分かち合うことが多ければ多いほど、また彼自身の欲求が彼の業績からではなく、他者の業績から満たされることが多ければ多いほど、共に働く人びとのすべてを癒すものはますます大きくなっていく」(『精神科学と社会問題』)

今週のあなたもまた、エゴイズムの追求とは対極的な仕方で、自分なりの経済の回し方を実践してみるといいでしょう。

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今週のしし座の運勢

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illustration by ニシイズミユカ

笑みを取り戻す

今週のしし座は、明るい未来の方へと惹きつけられていくような星回り。

「春眠の底より笑ひかけむとす」(西山ゆりこ)は、二度寝の真っ只中なのか、それともまだ出しっぱなしの炬燵に入ってうたた寝でもしているところなのか、いずれにせよなかなか目が覚めない誰かや自分のふとした表情に注目した一句。

胎児の頃に見ていた夢のごとく、今ある現実を決定的に変えてしまいそうな予感に満ちていたのでしょう。それは新鮮でありつつも、かつてどこかで見たことのあるような不思議な印象を作者に残したのかも知れません。

今週のあなたもまた、そうした不思議な懐かしさに満ちた決定的な予感に衝かれていくことになりそうです。

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今週のおとめ座の運勢

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illustration by ニシイズミユカ

贈り物のシェア

今週のおとめ座は、ふとした瞬間に他界との交信へと入り込んでいくような星回り。

遠洋の深い海を泳いでいる鯨が、何かの間違いで狭い湾に迷い込んでやってくることを、日本では昔から「寄鯨」と呼んできました。海の彼方から流れ着いたものは、この世の誰のものでもないし、もし受け取るとしても特別な配慮をしなければならないというフォークロアがかなり古い時期から日本には根付いていたのです。

現代社会では、そうしたかつての「海の彼方」の相当する“外部”が現実には想像しづらくなってしまいましたが、それでも人びとの心の奥底には残存しているはず。

今週のあなたもまた、予期しない形で自分のもとに転がりこんできた“贈りもの”はできるだけ独占せず、多くの人とシェアしてみるといいでしょう。

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今週のてんびん座の運勢

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illustration by ニシイズミユカ

懐かしくも新しい現在

今週のてんびん座は、時の関節が外れていくような星回り。

「魚跳ねて地上に梅の満ちにけり」(日隈恵里)は、梅の開花とともにこれから本格的に到来するだろうという春の実感を、「魚」が水面に躍り出ることで表現した一句。

魚と梅は“たまたま”同時に居合わせただけではありますが、ただその偶然は、過去にもそんなことがあったであろうと確信させるような“継起的な偶然”であり、さらに現在の出来事が過去へと回帰し、過去の出来事が現在に再現されているような円環構造をもつ“円環的偶然”でもあるのではないでしょうか。

今週のあなたもまた、ちょっとした偶然を介して過去と現在と未来が繋がりあっていくような、懐かしくも新しい瞬間を体験していくことができるかも知れません。

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