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[2/14〜2/20の運勢]2月3週目の運勢はどうなる?SUGARさんが贈る12星座占いをチェック!

今週のみずがめ座の運勢

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illustration by ニシイズミユカ

颯爽へといたる道

今週のみずがめ座は、どんなに滑稽に見えようとも望む結果を手に入れるため、本気になっていくような星回り。

「額上げに攀登(よじのぼ)る岩の千鳥かな」(長谷川かな女)という句のごとし。おそらくは海岸の岩の上に祀ってある神さまに、作者が何か願掛けをして、それが叶ったのかも知れません。それで、神様の名前を書いた神額をあげるために、その岩をよじのぼろうとしたのでしょう。

ところが、ほとんど足場のない切り立った岩であったために、額を持ちながら両手で岩をつかまえて、よじ登るかのようにして岩の上まであがっていった。そしてそこには当然、作者の女心の一念も重ねられていたはずです。ただ、その一念を遂げるために岩をよじ登る姿や、それを千鳥の鳴き声とあわせて歌として詠みあげた掲句は、とても女性のものとは思えないほど力強い句となっています。

今週のあなたもまた、これはと思った願いや目標へ一心不乱に向き合い直していくにはもってこいのタイミングと言えるでしょう。

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今週のうお座の運勢

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illustration by ニシイズミユカ

際限のない増殖

今週のうお座は、いたって“まともな”言語感覚をすっかり狂わせていくかのような星回り。

レーモン・クノーの『文体練習』という作品は99の断章から成っており、それらの断章はみな同じ内容、同じ出来事を扱っています。断章ごとに変化していくのは「書き方」の方であり、料理人がひとつの食材からさまざまな味の料理をつくってみせるように、ひとつの出来事を九十九通りの異なった書き方で展開してみせたのです。

もちろん、その「書き方」も内容を“的確に”表現するための文体でもなければ、情報を“過不足なく”伝達するための言葉でもありません。むしろ、際限なく増殖していくかのように見える“豊かな”言葉の群れは、その内容の乏しさとは反比例するかのように、口語体から文語体、物語、会話など、あらゆる領域へと伸び広がっていきました。

今週のあなたもまた、普通の人なら1つの答えに収斂させてしまうことほど、うお座らしく無限にその答えをずらし続けてみるといいでしょう。

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