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10年で1000万円貯める!30代夫婦の「ガチで貯まる家計」のつくりかた

節約・マネー

その1:年間支出の予定を書き出す

その2:貯蓄を目的別にわけて別口座で管理する

その3:保険料の割合を見直す

3つを実行することで、マナミさん夫婦の家計が大きく意味を持つのだと水谷先生は言います。
将来への不安から、モヤモヤしながら何となく貯蓄している人も必見!いっしょに水谷先生の解決法を見ていきましょう。

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その1:年間支出の予定を書き出す

計画を立てることから貯蓄がはじまる

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「何のために貯蓄をするのか、目的を持つことが肝心です。まず、“年間支出”の予定を書き出しましょう。年間支出には、旅行、帰省はもちろん、出産を控えているマナミさんなら出産費用も入ってきますよね」と水谷先生。

一戸建てを購入したことによって、固定資産税も大きな出費になったと話すマナミさん。

「固定資産税を含めて、家に関するお金は年間20万円みておくといいですね」(水谷先生)

ボーナスをいくら貯めるか決める

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産休に入ったばかりのマナミさんはボーナスがもらえない…となると、めちゃくちゃ重要になってくるのが旦那さんのボーナスです。

「年間支出の予定を出したら、どれだけボーナスから貯められるかを計算します。できれば、ボーナスの半分を貯蓄に回せればベスト」と水谷先生。

大事なのは「次はこうしよう」って考えること

年間支出の予定を立てても、思わぬ出費が重なってうまくいかないこともあります。

「実績とズレてしまってもしょうがないんです。トライアンドエラーの繰り返しで、じゃあ次はこうしようって考えるのが大切です」(水谷先生)

貯蓄がうまくいかないと心が折れそうになる人も多いと思います。でも、この言葉を心に刻んでおけば、前向きに取り組めそうな気がしませんか?

その2:貯蓄の目的ごとに別口座で管理する

それぞれの貯蓄金額をわかりやすく!

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次に水谷先生が提案したのは、貯蓄ごとに口座を分けて管理する方法。マナミさんの貯蓄内容を見て、「口座を複数持つことが大変だったら、例えばこのように大きく3つに分けてもいいですよ」とアドバイス。

(例)
・「住宅・老後用口座」修繕費の積み立て、固定資産税、車、夫婦の老後資金
・「子ども用口座」子どもの教育資金
・「お母さん用口座」お母さんの老後資金

「子どもの教育資金が上乗せされた場合、切りくずすのは夫婦の老後資金ということにもなりかねません。口座を分けることによって、どこの貯蓄から出せるのか判断する材料にもなります」(水谷先生)

「ライフプラン表」をつくろう

時系列にお金の見える化ができるライフプラン表
時系列にお金の見える化ができるライフプラン表

子どもの教育資金や、夫婦の老後資金を使うタイミングは人それぞれ。長期的に俯瞰した目線を持つために、「ライフプラン表」をつくることが大事だと水谷先生。

新築の一戸建てを購入し、「いつ必要になるかわからないけど修繕費を貯めている」と話すマナミさんに、「新築なら今すぐ使うものではないので、10年単位で考えておいてもいいかもしれませんよね」と提案。

将来、車を乗り換えるタイミングや、子どもの大学進学時など、ライフプラン表に落とし込むことで、いつ資金が必要になるか把握することが可能に。俯瞰して見えるようにすれば、「漠然としたお金の不安を払拭することができますよ」と水谷先生は言います。

夫婦の共通目標にもなって一石二鳥♡

いつまでにいくら必要か把握することによって、貯蓄を夫婦の共通目標にできるのもライフプラン表のメリットのひとつ。
表を見ながら話し合えば、建設的に貯蓄できそうですよね。

その3:保険料の割合を見直す

その保険、今の自分たちに必要なもの?

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将来を考えて、大学卒業後に生命保険に入ったというマナミさん。
「子どもが産まれたら、(子どものための)保険に入った方がいいですか?」と水谷先生に質問。

「それを考えるには、まずはマナミさんたち夫婦が入っている保険内容をチェックする必要がありますね」(水谷先生)

結婚・出産は保険を見直すタイミング

マナミさん夫婦が加入している生命保険は、旦那さんが1つに対し、マナミさんは3種類。夫婦それぞれの保険内容をすみずみまでチェックした水谷先生は言います。

「掛け捨ての部分の医療保障が重複されていることと、保障の内容も複雑化されている内容です。何かあった場合の死亡保険金はありますが、貯蓄機能部分が少ないのでお子さんの学資保険代わりにはなりません。お子さんの学資保険を考えられるのでしたら、まずは家族全体の保険を見直してから、追加されることをおすすめします」

結婚や家族が増えるタイミングは人生の転機。過去の自分にとってベストであった保険も、これからの自分たちに本当に必要なものか見直す必要があるようです。

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