今週のみずがめ座の運勢
illustration by ニシイズミユカ
軽みと遊び
今週のみずがめ座は、より自由な居場所を求めていこうとするような星回り。
さまざまな職人を2つセットで取りあげ位置づけ、13世紀から14世紀にかけて作られた『東北院職人歌合』では、はじめは「巫女(みこ)」とつがいにされていた「博打」が、やがて「船人」とのつがいに変わっていくことが確認できます。
この変遷について、ある研究者は船が博打が最もよく行われる場所の1つだったということであり、船のなかは市場と同じようなアジール、すなわち世俗の権力が及ばない治外法権の場だったからではないかと述べています。
あなたもまた、アクセスする情報や空間を拡張していく先で、そうした「博打」的な要素が入り込んできやすいかも知れません。
今週のうお座の運勢
illustration by ニシイズミユカ
幻滅と幻想のはざまで
今週のうお座は、いびつな形をこそ芸術へと昇華していこうとするような星回り。
『かすかなる真珠の歪み寺山忌』(小林貴子)という句のごとし。寺山修司が死んだのは1983年5月4日で、その忌日は毎年夏の訪れとともにやって来ます。
さながら万華鏡のように、見る度に模様の変わるのぞき穴として寺山は存在し、おそらく何かに幻滅した作者に、別の新たな幻想を与えたのかも知れません。そうした万華鏡においては、単に整っていることよりも、いびつさや歪み、奇形や欠損こそが、変幻自在でいきいきとした様々な模様をつくりだすきっかけとなるのです。
あなたもまた、自身の屈折や鬱屈からいかに煌びやかな模様を創り出していけるかにトライしていくべし。
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