雨の日が続くとジメジメ・ムシムシと湿気が多くなり気分はどんより、身体は重くて眠くなりがち…そんな方もすでに増えているかもしれません。今回はアーユルヴェーダの季節の過ごし方から梅雨時期を快適に過ごす暮らしのヒントをご紹介いたします。
季節の過ごし方『リトゥチャリア』
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リトゥチャリアとは
ヨガと姉妹関係にあるアーユルヴェーダは、インド・スリランカ発祥の伝統医学です。医学と言っても、民間療法から始めったため、お医者さんではない私たち一般人でも、暮らしの中で実践できるセルフケアがたくさんあるのが特徴。『リトゥチャリア』という季節の過ごし方も、まさにその一つ。季節に合わせた暮らしをすることで、その季節を健やかに暮らしていくことを助けてくれます。
アーユルヴェーダ的季節の過ごし方の基本
例えば寒い冬の特徴と言えば、”冷えて乾燥する”季節。冬の時期に、カラダを冷やして、乾燥させるようなライフスタイルを送ると辛くなるとおもいませんか?つまり冬の時期には、”温めて潤おいをもたらす”エネルギーが必要となるわけです。
アーユルヴェーダ的に梅雨を考察すると
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梅雨の過ごし方が夏バテ防止にもなる?
空はどんより曇り湿った空気で息苦しさを感じるという方も多いのではないでしょうか。梅雨も突入したばかりの頃は、前の季節のなごりで冷たい雨風があったり、夏に近くなる梅雨の終わり頃は温かく湿った風の影響で大雨になるほど天候の変化が激しいことも。
農作物や植物にとっては大変貴重な恵みの雨の季節ですが、人間にとってはジメジメ鬱陶しい時期ということは否めません。
この時期、「朝起きられない…」「たくさん寝ているのに眠たい」「スッキリ起きることができない」「お腹がすかない」イマイチ元気がないにも関わらず、無理していませんか?
さらに、もう少し先のお話をすると、梅雨の後には暑い夏が続きます。これからますます気候の変化が大きい時期に突入していきます。裏を返せば、今のうちに体調を整えておくと夏バテ予防にもつながります。
梅雨とアーユルヴェーダ
たくさんの雨が降ると、自然界には湿気が増えることはイメージしやすいかもしれません。そして、わたしたち人間もまた自然の一部としてアーユルヴェーダでは考えるため、こうした雨や湿気の影響を受けすぎることで、冷え、むくみ、重さ、だるさ、鼻づまり、咳などの症状を感じる方が増えてきます。
また、夏に向けて気温が上がってくる梅雨の後半には熱性も上がってきます。アーユルヴェーダでは頭や目などは特に熱くなりやすい部位と言われているため、”頭痛”に悩まされる人も増えてくることも。
また、体も他にも、どんよりとした天候がメンタルにも影響しやすい時期。そんな時は、どうしても疲れがたまりやすい時期であるため、無理をせずにできるだけ”規則正しい生活”を心がけることが大切です。
アーユルヴェーダ的 梅雨を快適に過ごすためのヒント
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・軽めの運動が◎ウォーキングを習慣にするのはおすすめ(ただし体力が弱まっていると感じる場合は、おやすみしてもOK)
・ファッションは軽く乾きやすい素材を選ぶ(綿や麻、絹製品を取り入れるのがおすすめ)
・空気の入れ替えで室内に湿気がこもることを防ぐ
・冷えを感じる時にはセサミオイル、熱を感じる時にはココナッツオイルでマッサージがおすすめ
・消化に負担をかけないように温かく適度に油分を含む食事をとる
・辛味のスパイスで消化力促進(黒コショウ、クミン・シナモンなどがおすすめ!)
・ショウガ、ミョウガ、大葉、ネギ、にんにくなど香味を取り入れて食欲増進、消化促進
・梅雨後半からは、旬の食材を取り入れはじめてバランスを整える(冬瓜、瓜、トマト、らっきょう、アスパラガスなどが美味しい時期)
・梅雨明け間近の晴れの日は日傘や帽子を忘れずに(まだ慣れていない強い太陽の日差しを浴びることによりエネルギー不足を招く恐れアリ)
逆に雨の日に、冷たいもの、乳製品、脂っこい食事、そしてゴロゴロしてしまうなどは、更に不調を招くとアーユルヴェーダでは考えられていますので要注意。