船人たちの安全を見守り続ける、焼火神社
海抜452mの焼火山中腹にある焼火神社(たくひじんじゃ)は日本海を航行する船を見守るように立ち、現在も海上安全の神として崇められています。享保17年(1732)改築の社殿は隠岐最古の木造建築で、国指定重要文化財です。巌に食い込むように立っている様子は荘厳そのものです。大晦日の夜、海上から3つの火があがり、現在社殿のある巌に入ったのが焼火権現の起源とされています。
参道を歩いて約25分ほど上っていくと、ご褒美のような青く美しい日本海の絶景が眼下に広がります。
■焼火神社
住所:島根県西ノ島町美田波止
TEL:08514-7-8888(西ノ島町観光協会)
営業時間・定休日:周辺自由
アクセス:別府港より車で20分、駐車場から徒歩25分
隠岐の絶景スポット<赤尾展望所><摩天崖><通天橋><赤壁>
隠岐諸島の地形は2つの火山に由来しており、島前は、陥没した火山に海水が入り込んでできたと言われています。そんな隠岐には、絶景スポットがたくさんあります。他のどの場所とも似ていない、隠岐ならではの景色をぜひ楽しんでください。
■赤尾展望所、摩天崖、通天橋
日本海の大海原と断崖の絶景が目の前に広がる展望所。牛と馬がのんびりと草を食む向こうには、荒々しい崖と遠くまで続く緑が。今いる場所や時間を忘れて、いったいここはどこ?という錯覚に陥りそうなくらい、非日常的な景観が広がっています。通天橋へと続く遊歩道からは、海抜257mに垂直に切り立つ摩天崖を撮影することができます。
T住所:島根県西ノ島町浦郷
TEL:08514-7-8888(西ノ島町観光協会)
営業時間・定休日:周辺自由
アクセス:別府港より車で約30分
展望台や遊歩道を歩く時は、放牧されている牛や馬を驚かさないように注意して歩きましょう。写真を撮るときは、大きな音をたてたり、後ろから近づいたりしないよう注意を。
季節や天候によって、様々な表情を見せてくれる。ダイナミックな自然の中にいると、悩みも吹き飛ばしてくれそう。
長い年月をかけて波や風に削られた摩天崖。崖の地層は火山活動の跡を表しています。
摩天崖遊歩道を約60分~90分歩くと、波の浸食で洞窟の周辺部分が崩れてできたアーチ状の奇岩、通天橋に到着する。遊歩道を歩く場合はかなり傾斜があるので、歩きやすい靴と動きやすい服装ででかけましょう。通天橋には車でも行くことができます。
■赤壁(せきへき)
知夫里島の赤壁は、火山の噴火と波や風の浸食で長い年月をかけて作られた断崖がおよそ1km続きます。この場所には火口があり、ガスと鉄分を多く含む玄武岩のマグマが高温で火口から噴出、その溶岩のしぶきが空気中で酸化することで赤くなり、火口周辺に降り積もったそうです。はっきりとした赤褐色の岩肌は、大自然のダイナミックな美しさを見せてくれます。
住所:島根県知夫村
TEL:08514-8-2272(知夫里島観光協会)
営業時間・定休日:周辺自由
アクセス:来居港から車で25分
長い年月をかけて荒々しく削り取られた岩肌は迫力満点! 時間帯や天気によっても見え方が変わります。遊覧船で海側から1kmに渡る赤壁を堪能することもできます。
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