3. 日当たり
種を植える or 苗木をプランターに植え替えれば、あとは普通に育てられます。
わたしは、特に工夫はしていないんですが、日の当たる場所におく時に、よく観察して無言のコミュニケーションをとるようにしています。元気に育ってほしいという目的からではなくて、あくまでも育っている姿がすごく神秘的だなと感じるから。けれど、本当に元気に成長しています。
都心のマンションに住んでいると、高いビルに遮られ自然光を浴びることができないことも珍しくりありませんが、食材の育てる上で大切なポイントをしっかり抑えておくのをおすすめしたいです。
例えば、野菜や果物など花や実のなる植物を育てる場合、1日6~8時間程度の日照が必要だそう。なので、おうちの中の日当たりのよい場所(バルコニーや屋上、南向きの窓の横などが最適)で、日当たりのよさを最大限に生かせるように整えてると良いかもしれません。また、窓辺を利用する場合は、ハーブやサラダ菜など、日光をあまり必要としない食材を計画的に栽培するがの良いそうです。
4. 水と空気
人間も含めてすべての生き物がそうであるように、空気と水は成長に必要不可欠な条件。
室内でコンテナを使って野菜を栽培する場合は、野菜の苗はたくさんの水を必要とするそうです。また、風と空気も大切な要素。植物も私たちと同じように、風通しをよくすることが必要・・・だけどやりすぎもよくありません。バランスが大切。例えば、植物や野菜を強風にさらしておくと、葉が破れたり、プランターが倒れたりすることがあるので、要注意。また、冷房の近くにも置かないのもポイント。
5. 土
マンションで野菜を育てる場合、コンテナやプランターを使用することが多いと思いますが、その際、普通の園芸用の土は使えないので要注意。植物に与える空気の量が制限され、水が通りにくくなり、容器の中でコンパクトになりすぎるんだとか。
その代わりに、栄養価の高い鉢植え用ミックスを選ぶと、軽くてふわふわしているので、水がしっかりと抜け、土の湿り気を保つことができるそう。そうすることで、根を健康に保つために空気を効率的に循環させることができます。
6.堆肥と植物への栄養補給
土と野菜の苗に与える肥料を準備もお忘れなく。土に肥料を与えるタイミングを遅らせることができるので、鉢植え用ミックスにすでに肥料が入っているかどうかも必ずチェックしてくださいね。
育てて楽しい、食べて美味しい家庭菜園
Photo by Maiko Kuwako
栽培キットを使ったことによって、余計なストレスもなく、狭いお家でも簡単に家庭菜園をはじめることができました。以前から何度かチャレンジしては失敗していた家庭菜園でしたが、今回は上手く育ってくれていて本当に嬉しいです。
育てる系はあまり得意な方ではないのですが、丁寧に真剣に、そして愛情を持って育てると、答えてくれるのかなと思います。成功するともっと楽しいですし、また土にふれることって心を落ち着けてくれるんだなと思ったのが今回のチャレンジでよく感じたこと。”土に触れる=気持ちをグランディングさせてくれる”という方程式がわたしの中で成り立ちました。
「今日は忙しい」など忙しない朝に、植物たちに水やりをしたり、土に触れたり、無言で話しかけてみると、本当に心が落ち着き、自分自身を取り戻すことができます。
結局のところ、家庭菜園あるいは植物を育てるということは、地球環境だけでなく自然の一部であるわたしたちにとっても助けになるんだと思います。