薄着の季節が近づいてくると背中のたるみが気になってきませんか?背中痩せをしたいと思った時、やみくもに肩甲骨を動かすより整える順番を意識して動かしていくことがとても大事です。今回は家にあるフェイスタオルを使ったちょっぴりキツイけど、確実に効くエクササイズをご紹介します。
そもそも背中のたるみはどうして起こるの?
背中のたるみと深く関係している原因の一つが、猫背の姿勢です。
猫背の特徴
● 頭部が前にでる
● 背骨上側が丸まる
● 肩甲骨が外に開く
● 肋骨上側(鎖骨)が下がる
(イラストAC/猫背姿勢)
猫背は、現代人によくあるデスクワークやスマホを見る姿勢が長時間続くことが主な原因と言われています。長時間同じ姿勢が続くことで肋骨周辺の筋肉の緊張が増加し、固まったまま動きづらくなってしまうという状態に。このような生活を送っていることでふと気が付けばいつも背中が丸まり、背中の贅肉もつきやすい、そんな姿勢が出来上がってしまいます。
肩甲骨ガシガシ動かしてない?最初に動かすべきは「肋骨」
背中痩せしたいと考えた時、肩甲骨の可動性を上げることが注目されがちですが、実は最初に肋骨の可動性を取り戻すことの方が大切です。肩甲骨の土台は肋骨。猫背を根本から改善し背中の贅肉を引き締めるためには、土台となる肋骨の可動性を高め、肋骨を最適なポジション戻し、肩甲骨のポジションを整える、この順番が大切になります。
今日は肋骨の位置を正しくキープしながら、肩甲骨を寄せるトレーニングも組み合わせることで効果が倍増!寝たままでもOKで、背中の贅肉を落とし姿勢改善もできる一石二鳥なトレーニングをご紹介します。
目指せ背中痩せ!タオルを使った肋骨エクサ
<やり方>
photo by Saki Tsumura
1)フェイスタオル(長めだとやりやすい)を準備し、うつ伏せになる
photo by Saki Tsumura
2)息を吸いながら単に腕を頭上に伸ばすのではなく、肩甲骨を寄せながら頭上に腕を伸ばす。腰を反ってしまうと今回動かしたい胸を反る動きが出にくくなるため恥骨をマットに押しつけて腰が反らないように気をつける
photo by Saki Tsumura
3)息を吐きながら胸は起こしたまま、背中の後ろで肩甲骨を寄せる。自分の限界から1センチでも肩甲骨同士を寄せるイメージ。吸う・吐くの動きを1セットとし、8〜10セットを目安に行う
回数をこなすよりも、1回1回の動きを丁寧に行った方が背中の引き締まりを感じられるので回数よりも質を重視しましょう。
▼ 詳しい動きを動画で確認したい方は、こちらからどうぞ ▼
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津村 早紀 | 働く女性に寄り添うヨガ×マインドフルネス講師(@sa__kiyoga)がシェアした投稿