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あなたは大丈夫…?「HSP」かくれ繊細さん15の限界サインと対処法|精神科医が解説

精神科で外来を行い、6万人以上インスタやvoicyのフォロワーに対してHSP気質に関する発信、書籍刊行など幅広い分野で活動する精神科医しょうさんが、HSPやメンタルヘルスに関する身近なギモンを解説。生きづらいをラクにするためのヒントを連載形式で紹介します。

こんにちは!精神科医しょうです。

HSPさんは

①非常に頑張り屋さんで、時に無理をし過ぎてしまう
②周りに迷惑をかけたくないという意識が強い
③相談するのが苦手で一人で抱え込みがち

このような傾向があります。そのため限界サインが出ているのにも関わらず、無理をしてしまい心身の不調に繋がってしまうという事も多いんですね。そんなHSPさんを少しでも減らすことができるよう、今日は具体的なHSPさんの限界サインとサインが出た時の対処法についてお話したいと思います。

1 HSPさんの限界サイン15選

ではまずHSPさんの限界サインについて、ご紹介していきましょう。

①一人反省会が止まらない
②いつもよりさらに雑音に敏感になる
③人との関わりが億劫になる
④朝、体が重くて起き上がれない
⑤無表情で笑えない
⑥嫌な事をよく思い出す
⑦片づけが全くできない
⑧神経過敏がよりひどくなる
⑨少しの事でイライラしてしまう
⑩仕事の事が常に頭の中から離れない
⑪訳もなく涙が出て止まらない
⑫常に緊張感があり焦っている
⑬のどに球が詰まる感覚
⑭無気力になり反省会ループ
⑮好きだったことが楽しめなくなった

このように限界のSOSサインは心身の様々なところに出て来るんですね。

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2 限界サインが出てしまったら

先ほどの限界サインについて「もし心当たりがあるかも...」「当てはまっている」と感じる事が多いのであれば、心身ともに限界が近い可能性があります。その場合は次の対策をとってあげましょう。

①とにかく自分を癒してあげる

最初にもお伝えしましたがHSPさんはとても頑張り屋さんで、周りに迷惑をかけたくないという意識が強いことから、限界サインが出ていても無理を続けてしまう事があります。そのため限界サインが出ていると感じたら、とにかく自分を癒す行動を取ってあげて欲しいんですね。

具体的な例としては、

・39~40度の少しぬるめのお風呂にしっかりと浸かり、心身ともにリラックスさせる
・スマホから離れる時間を作り、脳疲労の解消や睡眠の質を上げる
・自然に触れてストレスの解消、一人の時間を充実させる
・瞑想やマインドフルネスを行い、不安感やストレスを軽減させる

などしっかりと自分を癒せる行動をとりましょう。

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②カウンセラーや医療機関に相談するのも1つの手

自分を癒す行動を取ってみたけど、なかなか改善されないという場合もあると思います。その場合は、カウンセラーや医療機関といった専門家に相談するのもオススメです。最近は、以前と比べてカウンセリングなどのハードルも下がってきていますし、何より専門家に相談することで、適切な対処をしてくれるはずです。相談する事に対して「怖いなあ..」「自分なんかが行っていいのだろうか..?」といった気持ちになるのも良くわかります。そのため、まずは「カウンセラーや医療機関に相談」という事を選択肢の1つに加える事から始めてみましょう。それだけでも、選べる選択肢が増え安心感が増すと思います。

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まとめ

今日はHSPさんの限界サインとサインが出た時の対処法のお話でした。心当たりを感じた方は、どうか自分を守る行動をとって欲しいと思います。

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