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子育てでイライラが抑えられない!ヒステリックになってしまう原因・解決策は?乗り切るコツを保育士がアドバイス

子育て

子育てにイライラし感情が爆発してしまうのはなぜなのでしょう。原因はどこにあるのでしょうか。原因ごとに対処方法を実践することでイライラが収まり過ごせるようになるはずです。ママやパパが自分を見つめ、楽に子育てができる方法を保育士ライターが紹介します。

子育てのイライラには、家族やパートナーに対するイライラが大きい場合もあります。
自分以外の家族にイライラするのはなぜでしょうか。

そこには、相手に対する以下のような「期待」があり、その期待が裏切られるからでしょう。

・言わなくてもやってほしい
・子育てを自分のこととしてとらえ、実践してほしい
・大変そうなときは察して手助けしたり、ほかの家事をすすんでやってほしい
・子育てだけではなく、家事を自分のこととしてとらえてほしい
・自分のことは自分でやってほしい
・もっと気を利かせてほしい
・できないのなら、せめてねぎらいの言葉をかけてほしい
・子育ての大変さ、日常生活の辛さをわかってほしい
・仕事せず子どもと遊んでいていいね、など嫌味を言わず、大変さを理解してほしい

家族やパートナーに対して、このような気持ちを抱いては、打ち砕かれ、イライラしてはいませんか?

たとえパートナーや家族とはいえ、ひとは自分が日常的に経験していないことに対して、イメージをすることはできても本当の理解はしがたいものです。
子育ての本当の辛さ、逃げ場のなさ、子育てをする人の代わりがいない大変さ、自分の思考さえ子どもに支配されているような閉塞感は、なかなか理解できないことでしょう。

それを言わなくても察してほしい、なぜわからないのか?とパートナーを責めても、残念ながらわからないものはわからないのです…。

本当の意味での理解をしてもらうのはむずかしくても、相当大変なのだということを理解してもらうためには、「察してもらう」ということを期待するのは難しいもの。
また、なぜわからない?見ていたらわかるだろう?と相手を責めることは、お互いに心の距離を離してしまう可能性があります。

「食事をさせるときが大変で辛いんだ」「家事がまったくできず、子育てにばかり手が取られて、部屋の掃除まで手が回らないんだ」「一日中抱っこしていないと泣き止まないから体がすごく辛いんだ」など、日ごろの辛さを淡々と話してみましょう。我慢したり、察してもらうまで耐えることは、イライラにつながり、良くありません。

一緒に子育てをするパートナーに、大変さがわからなくても、辛さや忙しさを訴えるだけでもイライラは減ってきます。

それでも、要領が悪い・子育ての仕方が悪いなどと責めてくる人がいるかもしれません。そんなときは、半日から一日、子どもを預けて思い切って出かけてみましょう。理解してもらうには一番の近道のはずです。

イライラする原因が【自分自身】にある場合の解決方法

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子育ては24時間休みなく毎日何年も続くことです。辛くても疲れていても、手を休め子どもから離れ、自由な自分だけの時間を持つことはできない…。そんなイメージがありますね。
もちろん保護者として子育てを放棄することはできませんが、リフレッシュする時間を持つことは可能です。

本当は何時間・何日も子どもから少し離れて休みたいところですが、そうもいきません。
そんな保護者のためにあるのが、一時預かりなどの子育て支援です。

実家に預けることができない、ママ・パパのお休みがない、周囲に頼る人がいない、イライラと疲れが抜けない、そんな保護者におすすめです。

暮らしている自治体にもよりますが、認可保育園・認可外保育園、幼稚園、こども園、企業主導型保育園では、一時預かり事業を行っている施設があります。

仕事をしている保護者、仕事をしていない保護者、短時間勤務など様々なシチュエーションによって方法や料金が違います。また、自治体によっては預かり保育・一時保育が無料の場合もあります。

そのほかにも、一時的に利用ができる「ファミリーサポートセンター事業」や、「子育て短期支援事業」などを実践している自治体もあります。
詳しくは、自治体の子育て支援課などへ問い合わせてみましょう。

一日数時間でも自分だけで動ける時間、休める時間があるだけで、イライラは劇的に減少します。一時預かり事業を利用している保護者の中には、「数時間離れただけなのに、子どもにとても会いたくなりました。」と言いながらお迎えにくるひともいました。

数時間だけでも子どもと離れ、自分の思うままに考え動けることは大きなリフレッシュになるのです。積極的に利用し、心身ともに休みましょう。

イライラする原因が【家庭の状況】にある場合の解決方法

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共働き家庭の場合、仕事と子育て、家事と3つのことを毎日何年間も続けていくのはイライラや疲れが積み重なることでしょう。

また一方で、共働きではない場合は経済的な不安が募り、心に余裕がなくなりいつも考え込んだり不安な気持ちを抱えながらの生活になるかもしれません。

楽しくトライできる節約術や、フリーマーケット・オークションなどへの出品、仕事をしていない場合は、保育園に預けて働きに出るなど、原因に対する具体的な対処法を実践しましょう。

パートナーや家族がいる場合は、仕事と家事・育児についての分担や、子どもが欠席をしたとき・病院に連れていくときなど緊急の場合はどうするかなど、さまざまなシチュエーションについて話し合っておきましょう。

子育てのイライラ・お悩みはどこかに相談できる?

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子育てのイライラが抑えられず、自分を責めて心を病んでしまったり、子どもに手をあげたり暴言を吐いてしまうようになったとき、また、子どもと関わることができなくなったり、眠れなくなるなどの状態を感じた場合は、すぐに相談機関へ相談をしましょう。

子育てに限界を感じる前に、日頃から不安や悩みを気軽に話せる人を増やしておくことは、イライラがピークにならない方法です。

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