いしかわさん:「その選択肢は間違っていないよ」と伝えたいです。人間ってきっと何を選んだとしても若干の後悔は残ると思うから。もしあのまま会社員を続けていたのなら、ライティングスキルが飛躍的に向上して大活躍していたかもしれないし、逆に辞めたからこそ、今の自分があるとも言える。
以前取材させていただいた方が「その選択肢が正解だったかは死ぬまでわからない」 と仰っていて、すごく自分に刺さったのを覚えています。胸を張って今の自分が正解とは言えないけど、選んだことを正解にしていく強い想いが大事だと考えています。今のわたしは周りの人から見て、会社を辞めてフリーランスになったからこそ、キラキラ輝いて見えるかもしれません。でも仮に明日破産したら、周りの人は呆れながら「それはフリーランスになったからだ」と言うかもしれない。つまり、その後に何が起きるかによって過去の選択肢が正解だったかが分かる。なので、正解にしていく努力を忘れないで、と伝えたいです。
会社員だった頃は自分がフリーランスになるイメージが浮かばなくて、正直フリーランスなんて夢物語のように捉えていたけど、気づけば独立してから4年も経っています。自分で決めて実際に行動すれば何とかなると思うし、失敗したとしてもその時は会社員に戻ればいい。人生はいくらでも修正が利くと信じています!
photo by 書籍『ポンコツなわたしで、生きていく』(技術評論社)
プロフィール:いしかわゆき(ゆぴ)さん
早稲田大学文化構想学部 文芸・ジャーナリズム論系卒。Webメディア「新R25」編集部を経て2019年にライターとして独立。取材やコラムを中心に執筆するかたわら、声優やグラフィックレコーダーとしても活動中。ADHDとHSPを抱えながら、生きづらい世界をいい感じに泳ぐために発信している。著書『書く習慣~自分と人生が変わるいちばん大切な文章力~』は3万部超でベストセラーに。その他著書に『ポンコツなわたしで、生きていく。』『聞く習慣』など。「書く+a」のスキルを学ぶスクール「Marble」運営。
Twitter:@milkprincess17
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