ダイエットの大敵、「食欲の秋」が到来です。今年こそは誘惑に負けずダイエットに成功したい、と意気込んでいる人にぜひ試してほしいお腹痩せ効果抜群の片足立ち運動を紹介します。
お腹痩せを実現させるには
ダイエットを始めるなら、できるだけ短期間で結果を出したいものですよね。個人差はありますが、ダイエットを始めてから体型の変化を感じるまでには大体2週間ほどかかると言われています。なるべく早く成果を出すにはどうすればいいのでしょうか。
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便秘を改善する
便秘になるとお腹がぽっこりしてきますが、問題は見た目だけではありません。便秘になると腸の中で悪玉菌が増え、体にとって良い栄養素が吸収されにくくなります。代わりに、脂肪や老廃物といった溜め込みたくないものが蓄積され、代謝が低下。その結果痩せにくくなってしまうのです。便秘にならないためには、以下のことに注意しましょう。
・水分をしっかりとる
・炭水化物のとりすぎに注意する
・食物繊維を豊富に含んだ食材を食べる
睡眠をしっかりとる
睡眠中には成長ホルモンが分泌されます。成長ホルモンには脂肪細胞を分解する作用もあると言われているので、良質な睡眠はダイエットにも効果的です。逆に寝不足の状態が続くと食欲が高まるホルモンの分泌量が増えるそうです。一日あたり6~8時間の睡眠をとるようにしましょう。
姿勢を意識した運動を
お腹痩せといえば腹筋運動を思い浮かべる人も多いと思いますが、頑張ってるわりに効果を感じにくいと思う人が多い運動でもあります。それはもしかすると、運動中や日常の姿勢に問題があるのかもしれません。例えば骨盤が歪んでいたり、股関節周りが上手く使えていないと、お腹に刺激が入りにくくなることがあります。骨盤の安定や股関節の動きに関する筋肉をきちんと意識して運動することで効果が出やすくなります。
お腹痩せには腸腰筋を意識
お腹の一番奥深い部分にある腸腰筋は、上半身と下半身をつなぐ筋肉です。腰の付近から始まる大腰筋と骨盤の内側上部から始まる腸骨筋が組み合わさり、骨盤を通り抜けて太ももの骨の内側に付着しています。腸腰筋は腰の骨のカーブを保つことや、膝や太ももを引き上げる役割があります。立っていても座っていても、動いていても動かなくても、私たちの姿勢を安定させること・運動することに大きく関わっています。
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腸腰筋を鍛える「一本足バランスエクササイズ」
エクササイズではぜひ腸腰筋を意識して運動してください。一回一回の動作をゆっくりと丁寧に繰り返し、お腹全体と股関節に効いていることを確認しながら実践していきましょう。
(1) 両脚を腰幅程度に開いて立ち、手は腰に当て股関節を90度に曲げて右膝を上げます。
(2) 右脚の付け根から動かす意識で、息を吸いながら右脚を後ろに伸ばします(この時、おへそが真下を向くように)。
(3) 息を吐きながら右脚を基本姿勢に戻します。
10回を1セットとして最大3セットを左右の脚ともに行います。運動中は常にお腹を引き締めた状態で動きましょう。背中が丸くならないように気をつけてください。
Photo by Sayaka Utsunomiya
チャレンジ法
余裕がある人は両手を前に伸ばします。
軽減法
バランスをとるのが難しい人は、片手を壁や柱などについて行ってみてください。