［医師が解説］花粉症対策に取り入れたい「腸活のイロハ」とは？腸活サポートアイテムも紹介

腸内にはリンパ組織が多く存在し、約７割の免疫細胞が集まっていると言われています。そのため、腸内環境が悪いと免疫機能のバランスが崩れ、アレルギー反応が起こりやすくなります。花粉症の対策には腸内環境が整えることが大切です。

良好な腸内環境を考える時に大切なのが、お通じがあるからといって、イコール腸内環境が良いというわけではありません。腸内細菌のバランスがよく、不要なものを溜め込んでいない状態（解毒できている）状態の腸であることが大切です。便の状態をチェックすることで簡単に把握できるので意識してみてください。

＜良い便状態の例＞

腸内細菌のバランスを整え、炎症なく老廃物を溜め込まない腸を目指すために、今すぐ取り入れられることを紹介します。

乳酸菌はたくさんの種類をとることが大切なので、たとえばヨーグルトだけをひたすら食べ続けてもあまり効果的ではありません。サプリメントなどで複数種類の菌を配合したものを摂取するのがおすすめです。

発酵食品や食物繊維も、基本的には腸活に良いのですが、ひとつ気をつけていただきたいのは、どちらも相性があり、人によっては逆効果ということも。たとえば、不溶性食物繊維を摂ることで便秘になってしまうケースもあります。便状態を見つつ、身体に合っているか確認するようにしましょう。

運動をすることによって血流が良くなり、腸に刺激が加わります。ウォーキングや腰回りを軽く捻るようなストレッチなど、物理的な刺激によっても腸のぜん動運動を促してくれます。

朝昼晩で時間が来たらルーティン的に食べてしまう方も多いと思いますが、基本的には空腹を感じたら食べるようにしましょう。特にタンパク質など消化吸収に時間のかかるものをたくさん食べすぎてしまうと、大腸で悪玉菌のエサにとなり腸内の菌バランスを崩します。小麦や卵、牛乳など、食物アレルギーが起こりやすい食品は、特に食べ過ぎ注意です。

腸脳相関という言葉も、最近よく耳にするかと思います。腸と脳はお互いに情報を送り合い、影響し合うということが分かってきました。どんなに腸活に良いことを取り入れていても、脳がストレスを感じると、それだけで腸内環境のバランスは崩れます。感情を溜め込みやすい方は要注意。意識的に発散させるように心がけましょう。

小腸の粘膜には、日々の食事や生活で体内に入ってしまった重金属やプラスチックなどの有害物質が溜まってしまいます。溜まってくると、排出が追いつかなくなり腸の粘膜が炎症を起こし、次は肝臓の解毒ができなくなり、さらに老廃物が溜まるという悪循環に陥ります。まずは溜まってしまった不要なものを解毒して、ニュートラルな状態にした後に、良いものを取り入れていくと効果的です。

教えてくれたのは...
表参道ウェルネス統合医療クリニック
院長 森嶌淳友(もりしまあつとも)先生

心臓外科として、西洋医学の最先端医学を専門としながら、人間を全体で診るという伝統医療や東洋医療的考えを取り入れ、統合医療を約10年にわたり実践。バイオレゾナンスというドイツ発症の振動医学機器を用いて、のべ2万人以上の患者を治療。日本ホロス統合医療機構代表理事を務め、統合医療、振動医学の教育にも従事。https://wellc.co.jp/clinic

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100兆〜1000兆個存在すると言われる腸内細菌。人それぞれ異なる菌バランスを適切な状態にキープするべく、22種類の乳酸菌と酵母菌、乳酸菌生産物質を配合。必要な菌を補い、善玉菌が優位に働く環境へと導く。

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金沢で約400年続く酒蔵、福光屋の醗酵ドリンク。奥能登地方の伝統的な醗酵食品から生まれた植物性乳酸菌”ANP7-1株”を使用して米と麹を発酵し、１本に約1,500億個の植物乳酸菌を含む。ヨーグルトのような爽やかな飲み心地。