卵がかたまり、カルボナーラだとしたら完全に失敗したビジュアルですが、今回のレシピではこれで正解なのでご安心を!そうめんやトマトを、卵でふんわりとじるイメージです。
そうめんを使ったせいなのか、土井善晴さんのレシピという先入観があるからなのか、和のイメージを払拭できないまま、いただきます。
「はい、イタリアン!!!」
オリーブオイルの風味×ニンニクの香りで、完全にイタリアンです。
そして味付けをしていないことに驚かれた方も多いと思うのですが、直煮込みしたそうめんの塩気のおかげで、しっかりと塩味を感じられます。
煮込み途中で、生のそうめんを試しに1本食べてみたのですが、想像以上にしょっぱくて、調味料なしで味が決まるのも納得でした。
※特殊な訓練を積んでいるので、皆さんは絶対に真似しないでください(どんな訓練)。
ところで皆さんは、そうめんを食べるときに1人前何束で計算していますか?
私個人の意見ですが、1束では物足りず、2束では同じ味が続くことに飽きてしまうという感覚です(食べ切れるかどうかの話でいうと、飲み物感覚で一瞬にして消せます)。
今回のレシピで使用するそうめんの量は、1人前で1束。しかしトマトを丸ごと使っているので、ボリュームは十分でした。
レシピを見たときに「トマト、入れすぎでは!?」と思ったのですが、トマトはあればあるほど美味しい。ほどよい酸味が食欲をそそり、暑い日にもスルスル食べられそうです。
アレンジは……しないほうが無難
手軽さと美味しさのとりこになり、翌日のランチもそうめんイタリアン。
ブラックペッパーを振ってみると、良いアクセントになり大成功!……と思いきや、完全に余計なことをしてしまいました。
また、昨日のそうめんイタリアンは、水分が少し残っていたなと思ったので、水を規定量よりも少し少なめにしてみたところ……少し粉っぽい(心の中の土井さん「言わんこっちゃない」)。
水分が残っていても、とろっとしていてすごく美味しいんです。
ただ、しばらく置いていると汁気を吸って伸びやすいので、時間が経っても美味しく食べられるようにアレンジしてみたかったのですが……。
解決策は、作ったらさっと食べる一択。皆さんは、土井善晴さんのレシピ通りに作ってみてくださいね。
こちらの料理を、お箸で食べるのかフォークで食べるのかは意見が分かれるところでしょうが、味のイメージで選ぶなら圧倒的にフォーク!
盛りつける食器も迷ってしまいそうですが、イタリアンな雰囲気に寄せず、ゴリゴリの和食器をチョイスしても面白そうですね。
この夏は「そうめんイタリアン」をお試しあれ!
「そうめんイタリアン」は、"和食の巨匠が考案した、和食材をメインに使ったイタリアン"というややこしい一品ではありますが、想像を超える美味しさと手軽さ。
ぜひレシピ通りにお試しいただき、今年の夏のヘビロテメニューに加えてくださいね!