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現代アートと自然美に囲まれ心の底からの癒やしを得られる。富山のおもてなしの真骨頂「リバーリトリート雅樂倶」[すみずみ宿泊ルポ]

ガラスや陶器など、地元・富山で創作活動をする作家の器が料理のおいしさを引き立てます。シェフが作家の元へ赴き実際に対面するそうで、創作の思いが料理へ影響を与えることもあるのだとか。

こちらは「八尾町で作られた大豆・あまうららの豆乳を使用した豆腐と自家菜園の野菜のガズパチョジュレ、天然葉ワサビのオイル」。カットガラスの生み出す涼やかな質感がガスパチョの野菜の青味の味わいとリンクして深く印象に残ります。

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メインの肉料理は「立山・柏ファームのとやま酒粕育ちの和牛 薪焼」。酒粕で育てる富山のブランド牛「とやま和牛 酒粕育ち」の肉質が軟らかく甘みのある味わいももちろんおいしいのですが、それと並ぶほどの感動があったのは甘くみずみずしいナスです。

シェフは信頼のおける生産者から仕入れるだけでなく、自分で野菜を育てて、納得できる味に育ったもののみを提供しているそうで、このナスもシェフが育てたもの。栽培の過程から収穫のタイミングなど、最良の状態を見極めて使うことができるのだそうです。

料理は用意できた食材によって異なるので、その日にどんな料理と出合えるのかもお楽しみの一つ。富山県内にある醸造所や酒蔵で造られたワインや日本酒などの地酒とともに、ひと皿ひと皿をじっくり味わってみてください。

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朝食は「和彩膳処 樂味」での和食です。料理の内容はその時により変わりますが、土鍋の炊きたてご飯とともに、野菜や魚を中心にした季節のお総菜があれこれ。朝からたくさんの品数を食べられるのがうれしいです。

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まずは「目覚めの一杯」とよばれているこのドリンクから。地元産ショウガを使用したり、季節のフルーツをネクター風にアレンジしたりとその時期によって変わります。ロビーのドリンクコーナーなどでも目にした作家さんのグラスがかわいい。

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野菜の炊き合わせや豆腐などの先付けのほか、「富山湾のアオリイカとサワラの昆布締」や「サワラの西京漬」など、どの料理も仕込みや味付けが丁寧に行われていて、料理人の細かな仕事が感じられます。

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土鍋の蓋を開けると漂う炊きたてのご飯の香りに食欲がそそられます。お米は川を挟んだ向かいにある集落で合鴨農法によって育てられた有機棚田米だそう。粒がひとつひとつ立ったしっかりとした味わいのお米です。

富山市のたまご園「田村農園」のうみたて卵を抹茶茶碗で溶いて卵かけご飯にするほか、ガラス製の専用容器に入った新鮮野菜の浅漬けなどご飯のお供が用意されているので、ご飯が何杯もすすみます。

訪れた時に朝からどんな料理が食べられるのか楽しみにしていてください。

春日温泉の温もりと薬膳スパで身も心も癒やされる

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©︎リバーリトリート雅樂倶

客室のお風呂もプライベートでぜいたく感がありますが、せっかく温泉の楽しめる宿に来たのであれば広々とした大浴場での湯あみもまたよし。御影石と檜を組み合わせた内湯と縁起のよい赤石を荒々しく配した露天風呂で春日温泉の湯を楽しみましょう。

大浴場は時間によって男女が入れ替わります。お風呂の造りや眺める景色が異なるので両方入れるといいですね。

ちなみに大浴場はレストランの利用者やビジターも利用できます。

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大浴場前の湯上りスペースには、9月に行われる「おわら風の盆」で有名な八尾町の牛乳とコーヒー牛乳、地元で長く親しまれている「バーモンド・デリシャス」というリンゴ風味のジュースが用意されています。どれも飲んでみたくて、困っちゃいます。

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©︎リバーリトリート雅樂倶

また、ぜひ受けて欲しいのが「薬都逗留 スプリングデイスパ」のスパトリートメント。漢方オイルを用い、筋肉にアプローチする雅樂倶オリジナルの「雅漢樂」45分1万6000円~や富山産の100%天然エッセンシャルオイルを使う「森林香」40分1万5000円~など、薬都・富山らしさを織り交ぜたトリートメントが受けられます。

スパの個室には専用の露天風呂が付いていて、丁寧なカウンセリングを受けた後は、まず温泉に浸って体を温めるところからスタート。トリートメント後にはハーブティーと余韻を楽しむ女性専用のアフターカウンセリングルームもあり、トリートメントの前後も合わせてじっくりと癒やしを得ることができます。

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©︎リバーリトリート雅樂倶

また、この「薬都逗留 スプリングデイスパ」には宿泊客専用スパがあります。大きなジャクジーが2つと川に面した温泉露天風呂、ドライサウナとミストサウナがあり、シャワーやシャンプー類に「ReFa」の製品が用意されたスペシャル仕様。パウダールームは仕切り付きで、お風呂上がりのケアもゆっくりと行えます。

ホテルから車で行ける、おすすめ観光スポット3選

リアルなおすすめタイムスケジュール

ホテルを有効に活用しながら過ごすおすすめのタイムスケジュールはこちら。チェックイン開始と同時にホテルに入って、時間の許す限りホテル内やその周辺でと過ごすのがおすすめです。ゆったりとした時間の流れるホテルで、アートや温泉、富山の自然、ごちそうを心ゆくまで堪能してください。

【1日目】
11:00 富山駅到着。駅周辺でさっそく富山のすしを味わう
14:00 ホテルにチェックイン。館内散策や温泉、客室でゆったりした時間を満喫
18:30 レストラン「TORÈSONNIER」でディナー
21:00 スプリングデイスパ「薬都逗留」でトリートメントを受ける
23:00 暖かい季節ならテラスで、肌寒い季節はリビングで少しお酒を楽しんでから就寝

【2日目】
6:30 客室の浴室、または大浴場で朝一番にお風呂
7:30 和彩膳所「樂味」で朝食
8:30 春日公園内やホテルの周りをゆっくり散策
9:30 サブロビーのドリンクを持ってリバーサイドテラスでゆっくり
10:00 部屋に戻って荷造り
11:00 チェックアウト。ホテルの送迎で富山駅へ。
12:30 市電で市街地へ。ランチの後、富山市ガラス美術館に
16:00 市電で駅まで戻り、富岩運河環水公園を通って富山県美術館へ
18:30 富山駅から北陸新幹線で帰路へ

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「リバーリトリート雅樂倶」は、富山の魅力が立山や富山湾などの”豊かな自然の恵み”と、さらにもうひとつ、アートへの造詣の深さから分かる“心の豊かさ”であると感じられる、ほかには類をみない宿です。都会の喧騒を忘れる富山の山里で、世界最先端のモダンアートと細部にまで心を尽くした富山のおもてなしに浸ってみてください。

■リバーリトリート雅樂倶(りばーりとりーとがらく)
住所:富山県富山市春日56-2
TEL:076-467-5550
チェックイン/アウト:14時/11時
料金:1泊2食付3万3500円~
アクセス:JR富山駅から高山本線で45分の笹津駅から徒歩15分

Text:山下あつこ(アトリエshiRo)
photo:リバーリトリート雅樂倶/アトリエshiRo

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