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[12/23〜12/29の運勢]12月4週目の運勢はどうなる?SUGARさんが贈る12星座占いをチェック!

今週のかに座の運勢

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illustration by ニシイズミユカ

元に戻る

今週のかに座は、現実の憂愁を忘れてしまうところまで自身を凝視していこうとするような星回り。

『年暮れぬ笠きて草鞋はきながら』(松尾芭蕉)という句のごとし。笠を着て、草鞋のままの姿で、漂泊のうちに年が暮れてしまうのかという感慨が胸をついて出てきた。

そこには旅の身空の寂しさとともに、故郷へ向かっての旅という気安さと、若いころから何度も往復してきた道であるということの安心感もあって、当時の旅人が抱いていたような悲愴感は影を薄めて、どこか現代人の年末の帰省に通じるような親近感さえ漂ってはいないでしょうか。

あなたもまた、できるだけ安心感を覚える方へ自身の身を置いていくべし。

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今週のしし座の運勢

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illustration by ニシイズミユカ

今ここで直につかむこと

今週のしし座は、一日のまん中にどかりと腰をおろしてゆくことを、自身に許していこうとするような星回り。

年末年始に帰省した折りなどに、かつては巨大で華麗なモールのように感じられた地元の商店街が、やけにちっぽけに感じられたような経験をしたことがある人は決して少なくないはず。

小さな身体が基準となっていたがゆえの錯覚と言えばそれまでですが、幼い子供にとって隣り町との境界線とはほとんど別世界との臨界であり、いま生きて住んでいる生活現場だけがリアルな場所のすべてであり、同じことは時間感覚にも言えました。

あなたもまた、明日の予定や未来の社会の動きにばかりに備えようとするのでなく、<今この時この場>を大切にする子供時代の感覚を少しでも取り戻していきたいところです。

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今週のおとめ座の運勢

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illustration by ニシイズミユカ

うわべをかなぐり捨ててこそ

今週のおとめ座は、イノセントな抵抗をひそかに試みていこうとするような星回り。

『火の映る胸の釦やクリスマス』(藺草慶子)という句のごとし。

この句は「ギフト」というものが、私たちにどのように訪れるかを描いた一句という風にも読める。すなわちそれは、明るく明晰な知性が目を見開くことで見えてくるものでも、確かな根拠や判断基準に基づいて分配されるものでもなく、むしろそうした近代的社会における“よき大人”のモードになればなるほど見えなくなってしまうものなのではないか。

あなたもまた、かつてサンタクロースの存在を信じていたような素朴な心情へと立ち戻っていきたいところです。

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今週のてんびん座の運勢

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illustration by ニシイズミユカ

途上にあるものとしての言葉

今週のてんびん座は、「書きえぬ」感覚をきちんとこじらせ、発酵させていこうとするような星回り。

「本当に思っていることを、うまく書けない文章のほうがときには文章としては上である。」

これは詩人の荒川洋治の『本を読む前に』からの一節ですが、この「書きえぬ」感覚というのは、顔文字やスタンプやそれに近い決まり文句でのやりとりの機会が増えていくほどに失われていくものでもあります。

あなたもまた、まさにそうした何かをもの語ること、自分の言葉にしていくことの不思議さに感じ入っていくことがテーマなのだと言えます。

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