長期休暇による食べ過ぎや家族のストレスから解放されたいあなたへ。休暇中の不摂生に対抗して、気持ちを軽くしてくれるシークエンスを紹介しよう。
ELISE JOAN
溜め込み過ぎたものをヨガでデトックスしよう
心身からの無駄なものの排出を穏やかに促進するために、この休暇向けデトックスシークエンスを紹介しよう。エネルギッシュな立位とねじりから回復とねじりまで、引力が脊椎の圧力を減らすのを助けるこのシークエンスは、感情に身を委ねるプラクティスだ。アメリカだとパンプキンパイ、日本だとおせち料理のおかわりや家族との時間で湧き上がる感情(怒り、腹立たしさ、嫉妬、あなたは?)にこだわって、心身の閉塞感を作りだすのではなく、痛み、不快感、病気から解放されるポーズだ。さあ、このシークエンスで抑圧から解放され、体と心の健康な流れを取り戻そう。
1.バラーサナ(子供のポーズ)
バラーサナ(子供のポーズ)
2.ウシュトラーサナ(ラクダのポーズ)
ウシュトラーサナ(ラクダのポーズ)
両膝を腰幅に広げて、ひざまずく。まずは両手を胸に置き、それから掌を仙骨に下す。腰椎を伸ばして、ゆっくりと後屈しながら胸を持ち上げてスペースを作る。より深い動きをしたいなら、両手をかかとに持ってくる。状態をよく観察する。このポーズは腹部を広げることで消化を促進する。またスロートチャクラを開くことで、病気の原因となる真実を語らないことや聞いたことによる閉塞感からの解放を助ける。深呼吸を数回する間ホールドする。腰部を支えながら、体を起こすときに息を吸い込む。息を吐き、胸の位置で両手を合わせてリラックスし、余計な配慮を必要とする感情や考えを心から放出する。無理や強要はせず、プレッシャーを掛けない。それよりもなるがままに任せ、自信を持とう。
3.パリヴルッタ パールシュヴァコーナーサナ(ねじった横に伸ばすポーズ)
パリヴルッタ パールシュヴァコーナーサナ(ねじった横に伸ばすポーズ)
4.パリヴルッタ ウトゥカターサナ(ねじった椅子のポーズ)
パリヴルッタ ウトゥカターサナ(ねじった椅子のポーズ)
ウッターナーサナから両膝を曲げて椅子のポーズ(ウトゥカターサナ)をする。胸の位置で両掌を合わせて、右にねじり、体重を後方に移してかかとに乗せる。下腹部が働くよう注意し、数呼吸する間ホールドする。息を吸い込む度に脊椎を伸ばす。そして息を吸い込んで、中心を通して吐き出し、ウッターナーサナに戻る。反対側も行う。ねじりは、身体的には腸の運動と毒素の排出を助け、精神的には、心にある不必要なものを絞り出す良い機会を与える。
5.マラーサナ(花輪のポーズ)
マラーサナ(花輪のポーズ)
6.セツバンダーサナ (橋のポーズ)
セツバンダーサナ (橋のポーズ)
仰向けになって、両膝を曲げて両足の上に持ち上げる。必ずかかとに指先が軽く触れるように。息を吸うときに、足を押して腰を持ち上げる。ショルダーオープナーを加えるため、両手の指を組み合わせて前腕をマットに押し付ける。このポーズは腎臓と副腎に穏やかな圧力をかけ、体に自然な活力を与え、潜在能力を最大限に機能させる。体、精神と心に浄化されてきれいなスペースができたので、心を開いてそこに望み通りのことを培おう。これはデトックス後の意図の設定に最適なポーズだ。深呼吸を数回行う間ホールドし、息を吐いて両手を離し、腰を下げる。
7.仰臥位のねじり
仰臥位のねじり
脚を前に伸ばし、右膝を胸に抱え込む。右手を右膝に乗せ、腰と膝を右側に転がし、可能なら床に膝を置く。向きを変える前に深呼吸を数回行う間ホールドする。横たわったねじりは腸の循環に穏やかに圧力をかけて排泄を最大限に助ける。