圧倒的な乾燥力を誇ったのはアイリスオーヤマ「KFK-W1」
アイリスオーヤマ(IRIS OHYAMA)
ふとん乾燥機 カラリエ ツインノズル
KFK-W1
実勢価格:1万2569円
サイズ:W16.8×D19.5×H36cm(ホース折りたたみ時)
重量:2.2kg
コード長:1.9m
布団乾燥:冬60分/夏80分
見事1位に輝いたのは、アイリスオーヤマの「カラリエ KFK-W1」です。温度のムラもなく、布団全体をしっかり温めてくれました。
1位の理由は、ずばり温風の「拡散力」。他のマット無しタイプの製品は、温風が届きにくい場所があり、乾燥に時間がかかってしまうという難点がありました。
しかし本機にはその傾向はなく、表面4カ所の温度がほぼ均一に上昇しました。
しかも設置は10秒でできてしまう手軽さもポイント。
▼乾燥性能のテスト結果はこちら
検証開始からわずか10分ほどで表面4カ所の湿度が10%程度まで減少。また、運転を開始してすぐに布団が乾き始めています。
続いて温度の推移です。表面4カ所の温度上昇にはムラが見られず、布団全体にしっかりと温風が行き届いているのはグラフを見れば明らかです。
サーモグラフィーを見ても全体的に赤く、温度が低い場所は見られませんでした。
▼あたため性能のテスト結果はこちら
あたため性能においては、乾燥モードよりも温度が上昇するのが速く、5分で50℃を超えるという結果に。20分間のあたためが終わった時点では60℃まで上昇しています。
グラフを見てもわかるように、とにかく温風が全体に行き渡っていました。今回テストした8製品のなかでは最も小さく軽量ですが、乾燥力は見事なものでした。
使うときは吹出口の上部が開きます。フラップが布団を持ち上げるので、温風が循環しやすくなっているんです。
階段でも持って上がれる最軽量の2.2kg
乾燥力もさることながら、特筆すべきはその軽さにあります。重量が2.2kgと軽く、本体も小さいので、片手で持ち運びができます。
本体が大きいタイプの場合、いつも使用している部屋ではなく、別室で使いたいとなったときに持ち運ぶのがかなり億劫ですが、アイリスならそのわずらわしさがありません。
階段などを上り下りする際も片方の手で手すりを握れるので、安心です。
またホースが2本付いている特権として、2足同時にくつを乾かすことが可能です。これなら雨の日も安心。くつ乾燥用ノズルも2つ付属しています。
ノズル1本タイプ「KFK-C3」も優秀な成績で同じくベストバイ
アイリスオーヤマ
カラリエ KFK-C3
実勢価格:1万301円
サイズ:W160×H360×D140mm
重量:1.8kg
電源:AC100V(50/60Hz共用)
消費電力:560W(高温風時)
コード長:2.0m
付属品:くつ乾燥アタッチメント
KFK-C3はノズルが1本のシングルタイプ。ノズルに付いたフラップの構造はダブルと同じです。ツインタイプよりも風量がやや多く、開始20分でほぼ乾燥でき、10分で50℃まで温度が上昇しました。一人暮らしならシングルタイプで十分といえます。
また、シングルの重量は約1.8kg 。ツインよりさらに軽く持ち運びも簡単。両機種とも本体側面に電源コードが収納できます。シングルの方が乾燥もあたためも若干速いですが、ツインの「2つの布団を同時にあたためられる」「靴を2足同時に乾燥できる」利点も捨てがたいです。