本体の大きさでは乾燥力はわかりませんでした
ここからは、今回のテストを終えてからの振り返りです。しばしお付き合いください。
検証をしてわかったのは、「乾燥機が大きい」と「乾燥力が高い」はつながらないということでした。
結果的に、一番軽量のアイリスオーヤマのKFK-W1が1位に輝いたことから、多くの機能を充実させるよりも乾燥に着目した製品が強いという結果になりました。
製品の見た目や商品の大きさ、便利そうな機能紹介を見ただけで判断をしてしまいがちですが、それは真に満足のいく買い物とはいえないでしょう。今回のテスト結果が、その判断に役立てたなら幸いです。
また、マット有りのほうが乾く、という考えもただの思い込みでした。
マットを使って乾かすマット有りタイプと、ノズルを差し込むだけのマット無しタイプがあると知ると、手間のかかるマット有りタイプのほうが、乾燥力が高いという先入観がありました。
ですが、マット有りタイプは表面の乾燥は得意でも裏面は苦手、しかも裏面の乾燥はマット無しタイプのほうが得意だというのが、今回のテストで分かりました。マット有りが得意なのは、ダニの駆除と考えたほうがいいようです。
よって、マット無しとマット有り、それぞれ使用目的によって選び分けたほうが効率的です。快適な布団で毎日眠るために、ぜひ生活スタイルに合った布団乾燥機を検討してみてください。