ヨガ人気の高まりとともに、ますます注目を集めるアシュタンガヨガ。ヨガジャーナルでの調査でも「いつかトライしたいヨガ」としてアシュタンガヨガを挙げる人が多数!今回は、知っておきたい基礎知識の一つ「ドリシュティ(ドリスティ)」について学びます。教えてくれるのは、日本を代表するヨガ指導者のケン・ハラクマ先生と人気ヨガティーチャーの芥川舞子先生。
ヨガジャーナル日本版編集部
ドリシュティとは、視点を定めることで意識を操作する練習法
「体に近い視点は意識を内側に向けて内観し、外向きのときは自分と外界とのバランスを認識する作用があると考えます。散漫になりがちな意識を集中させ、安定したポーズとともに精神性を磨く重要なテクニックです」(ケン先生)
ナヴァ・ドリスティ(9つの視点)
1.ナサグライ(鼻先)
2.ブローマディヤ(眉間)
3.ナビ・チャクラ(へそ)
4. ハスタグライ(手)
5. パダヨラグライ(つま先)
6.パールシュヴァ(右側)
7.パールシュヴァ(左側)
8.アングスタ・マ・ディヤイ(親指)
9.ウールドゥヴァ(上方)
クックターサナ(ナサグライ)
クックターサナ/photo by Kenji Yamada
視点は鼻先(ナサグライ)/photo by Kenji Yamada
ウパヴィシュタコーナーサナ(ブローマディヤ)
ウパヴィシュタコーナーサナ/photo by Kenji Yamada
視点は眉間(ブローマディヤ)/photo by Kenji Yamada
ウッティターパールシュヴァコーナーサナ(パールシュヴァ)
ウッティターパールシュヴァコーナーサナを行うときは視点は右側(パールシュヴァ)/photo by Kenji Yamada
教えてくれたのは...
ケン・ハラクマ先生
インターナショナルヨガセンター(IYC)&アシュタンガヨガジャパン主宰。日本ヨガ界の第一人者として国内外で精力的に指導&普及活動を行う。『ヨガ・マーラ』(産調出版)ほか監修書、著書やDVDも多数。
芥川舞子先生
ヨガティーチャー、モデル。少人数メンバーシップ制で行う、HRIDAYA YOGA SCHOOL主宰。19歳でヨガと出会い、ヨガ指導者に。メディアへの出演のほか、大型ヨガイベントやセミナーのメイン講師としても活躍。