炭は家族4人なら3~4kgで準備豆炭ならその倍が必要です
バーベキューの最中に炭がなくなったら大変です。炭の購入の際は、種類だけでなく量にも細心の注意を払いましょう。
バーベキューに使用する炭の量の目安は、黒炭やマングローブ炭などの自然木の炭の場合、4人家族で1台のグリルを使用する設定で考えれば、3~4kgが安全。
1人につき1kg以上の計算で準備をすれば、足りなくなることはありません。
ただし、オガクズや炭の粉から作った豆炭の場合、黒炭の倍の量が必要になるのでご注意ください。
余った炭はしっかりと乾燥できる状態での保管を心がけましょう。そうすれば次回のバーベキューで使用することができます。ただし、前項で触れた着火加工成型炭の場合、湿気ると性能が著しく下がるので注意が必要です。
お待たせしました! 本記事のメインである選抜した6種類の炭のランキングを公開。
まずは、今回実施した検証内容をご説明します。
どれが即着火して長く燃える?6種類の炭を試して最強を決定!
炭の火起こしは難易度が高く、慣れやテクニックが必要。真夏のキャンプとなれば、炎天下での火起こしとなり、暑さと熱さで体力が削られてしまいます…。
ということで、今回の検証では、すぐに火が着き燃焼時間が長いバーベキューに最適な炭を探すべく、Amazonなどで人気の6種類の炭を選抜。
アウトドア道具に精通する編集者・風間拓さんの監修のもと、実際にキャンプ場での長時間にわたる燃焼テストを行いました。
最強の炭を探すべく、行ったテスト内容は以下の2項目です。
【検証①:着火時間】バーナーで熱した際の着火時間を測定
選抜した炭に対し、バーナーによる最大火力の炎を当て、表面全体の色が白くなった着火の瞬間を目視で確認。所要時間をストップウォッチで計測しました。
▼検証に使用したバーナーはこちらです
SOTO
フィールドチャッカーVI
ST-417
実勢価格:5184円
重量:390g(本体のみ)
火口径:直径25mm
燃焼時間:約1.3時間(ST-760使用時)/約1.5時間(ST-700使用時)
使用燃料:SOTO製品専用容器(CB缶)
【検証②:温度変化】赤外線温度計で10分毎に炭の温度を測定
炭の表面全体の色が白くなった着火の瞬間を目視してから、10分毎に炭の表面温度を赤外線温度計で測定。1時間における温度変化の推移をチェックしました。
以上のテスト2項目をA+からC-の9段階で評価し、ランキングにまとめています。なお、購入価格は検証当時のものです。予めご了承ください。
それでは気になる第1位の炭から見ていきましょう。
即着火で待ち時間ほぼなし!初心者も使いやすい“ロゴス”
ロゴス
エコココロゴス
ミニラウンドストーブ4
実勢価格:669円
内容量 : 600g
サイズ : 直径7.5×3.5cm(炭1個のサイズ)
素材:ヤシガラ
タイプ:着火加工成型炭
今回、第1位に輝いた最強の炭は、ロゴスの「エコココロゴス・ミニラウンドストーブ4」。
「マッチで火がつく」とうたうだけあって、着火しやすさは断トツ。温度の上昇する速度もスムーズで、高温状態も長くキープすることができました。
成型炭なので設置しやすく、手が汚れにくいのも嬉しいポイントです。