「イクメン」「家事メン」と自慢しないでほしい
共働き夫婦の中で家事や育児を分担しているだけで、自分は「イクメン」「家事メン」と友達など周囲に話している共働きの夫がいるようですが、そのぐらいの役割でわざわざ自慢しないでほしいと共働きの妻たちは思っています。
家事に協力していると思っている共働き夫たちに対して、妻はやはり大半の家事を自分がこなしていると感じているからでしょう。
たとえ共働きをしていても、妻が家事や育児をしても自慢するようなことではないので、わざわざ自分から自慢する夫に対してイライラしてしまうのもわかります。
「見えない家事」にも気づいてほしい
家事の種類は料理、掃除、洗濯、ゴミ出し、育児など分類できますが、これだけではないのが現実です。料理を作るには買い物だってしないといけませんし、家族の栄養を考えた献立だって考えなくてはいけません。
買ってきた日用品を収納や整理しないといけないし、シャンプーが切れたら補充しないといけません。洗濯も、定期的にシーツや枕カバーも洗わなくてはいけないし、衣替えだってしないといけません。
このように、見えないけれどやらないといけない家事に、夫たちは気づくことがなかなかできません。こういった細々した家事まで細分化して分担するのも面倒だし、と妻は抱えこんでしまうのです。
こういった見えない家事にまで夫が積極的に気づいてあげて、声をかけたり、手伝ってあげると妻の負担を軽減させてあげることができるでしょう。
やるなら最後まできちんとやってほしい
例えばお風呂掃除をお願いしたら、本当にお風呂掃除しかせずに洗面所の床はびしょびしょのままだったり、ゴミ出しをしたのはいいけれど、次のゴミ袋を補充していなかったり、お皿を洗っても排水溝のゴミはそのままだったり。
家事をしても、それに付随している家事にまで気を配れない夫たちに、妻たちはため息をついてしまっています。結局、最後の後片づけをしているのは妻なので、共働き夫婦の家事分担という言葉自体に不平等さを感じてしまうのです。
共働き夫婦で夫が家事をしない理由
日本は共働き家庭が増えているのも関わらず、国際的にも世界一男性が家事を手伝わない国ともいわれています。「イクメン」「家事メン」という言葉がわざわざ生まれるということは、今までそういった男性がいなかったという証拠とも読み取れますね。
では、なぜ共働きの夫たちは家事をしないのでしょうか。理由を分析していきます。
家事は女性がするものとして育ってきたから
第一線で働いている共働き世代のご両親は昭和生まれがほとんどです。昭和の時代だと、まだまだ女性がバリバリと外で働くという概念は出来上がっていませんので、ほとんどの家庭ではお父さんが働いて、お母さんは家にいて家事をする姿を当たり前のように見て育っています。
つまり家事は女性がするものとして育っていますから、共働きの妻に気遣いを見せることができず、家事の協力するという意識が薄いのです。
共働きの妻がなにも言ってこないから
家事をした方がいいのは薄々感じているけど、妻がなにも言ってこないのを言い訳にして家事をしない共働きの夫たちもいるようです。やらなくても家庭は回っているし大丈夫だと妻に甘えているわけです。
妻たちがなにも言わないのは、そんな夫たちに呆れていたり、わざわざ言うことに疲れた、と感じているからなのですが…。日本人女性は優しく我慢強いので、男性は甘えている部分があるのでしょう。
家事をしても文句を言われるから
家事をやっても妻に文句を言われるだけだから、という意見もあるようです。家事能力の低い夫にしてもらっても完璧ではないし、結局は妻の手がかかるのでどうしても文句を言って喧嘩になりがちです。
そんな妻たちに「やり方が気に食わないだったら、自分でやったらいい」「やってもやらなくても文句言われるんだったら、やらない」と、共働き夫たちのネガティブな思考もやらない理由のうちに入っているようです。
そもそも家事の仕方、育児の仕方がわからないから
男性は家事能力が低いので、そもそも家事や育児のやり方がわからず、あまり手を出したくないという本音もあるようです。例えば、お風呂掃除をするときでもどの洗剤、どのスポンジを使えばいいのかわからないのです。
そもそも何をどうしていいのかわからないために、共働きの夫たちは手を出しづらい、という理由もあるようです。
共働き夫婦でストレスのない家事分担のポイント
共働き夫婦の妻たちの希望と、夫たちの言い分を解説してきました。妻たちはあと少し協力してほしい、夫たちはダメ出しせずに任せてほしい、とそれぞれに思っているようです。
せっかくだったら家の中では仲良く協力しあっていきたいですよね。共働き夫婦でストレスのない家事分担のポイントを解説していきます。