独自のAI技術で走行を制御する「minimaru RV-EX20」
複数のセンサーにより周囲状況を判断し、状況に合わせて100以上のパターンから動作を選択するといった独自のAI技術で、自動で運転を制御する「minimaru RV-EX20」。
ランダム走行後、ゴミの多い場所に戻って掃除したり、段差乗り越え力は評価が高かったりしたものの、今回のテストでは、価格以上の機能を十分生かしきれない結果で17位に……。
HITACHI
minimaru RV-EX20
実勢価格:6万9000円
サイズ:W25×D25×H9.2cm
重量:2.3kg
連続稼働時間:約60分
まず部屋の角を目指し、そこから対角線上に進みながらゴミを吸っていく、ランダム走行のお手本のような走行を見せました。ただ、今回のテストでは動きがゆっくりで、ゴミの上を通過するだけのことも多く、見せ場がありませんでした。
優秀…でも40分で充電切れしてしまう「PUREi9」
「PUREi9」は、3Dビジョン(TM)搭載で、障害物を検知、部屋の地図をマッピングし、効率的に掃除してくれます。
エレクトロラックス
PUREi9
オープン価格:8万6713円
サイズ:W32.5×D28×H8.5cm
重量:2.5kg
連続稼働時間:約40分(通常モード)約60分(ECOモード)
カメラとセンサーで空間認識して走るためか、立ち止まったかと思ったら急に走り出したり、落ち着きがなく、最初の40分では全部屋掃除しきれず、帰還……。掃除力は優秀ですが、コスパがいいとはいえない結果となりました。
一般家庭ではスペックが高すぎか?「RULO MC-RS810」
カメラセンサーで部屋をマッピングし走行。検知したゴミの量に応じ吸引力を自動制御する「RULO MC-RS810」。ゴミのたまる場所を重点的に掃除するなど機能は豊富ですが、今回の2LDKの部屋では生かし切れない部分もありました。
パナソニック
RULO MC-RS810
実勢価格:10万1980円
サイズ:W33×D 32.5×H9.2cm
重量:3.0kg
連続稼働時間:約100分
ある程度ゴミがないとマップがつくれないのか、10回目の掃除でようやく完成……。やっと動いたと思いきや、ラグの周囲をのんびり蛇行するばかりでなかなか上がろうとしないなど、結局、最後までスピードを上げることなくホームに帰ってしまいました。今回は、値段以上の働きを見せたとは言いがたい結果に。
ムダのない動きの一方でタフさがない「Dyson 360 Heurist」
360°カメラと4つのセンサーで障害物を避けながら走り、吸引力も前モデルより20%向上した「Dyson 360 Heurist」。スタートと同時に規則正しく走行し、モノにぶつからず掃除する様は、さすが無駄がありません。ただその一方で、小さな段差もあきらめて帰ってしまう場面もありました。
ダイソン
Dyson 360 Heurist
実勢価格:11万3900円
サイズ:W23×D24×12cm
重量:2.51kg
最大稼働時間:約75分
マッピングは1回ですんなり完成しました。性能の高さは間違いないですが、何度も立ち止まって考えたり、掃除をしないで帰ってしまったりすることが多かったのがもったいない!とはいえ、あくまでも今回の検証においての結果で、ダイソンの性能は間違いありません!