日本を代表する調味料と言ったら、真っ先に思い浮かぶのがお醤油ですよね。地域や用途別にたくさんの種類がありますが、今回ご紹介する「透明醤油」はとくに珍しいひと品。「はて?醤油なのに透明とはいったい…?」謎に包まれたその調味料に迫ります。
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醤油は黒くなくてもいいんです
日本人にとって欠かせない調味料「醤油」。その見た目といえば、黒というのが一般的ですよね。なのですが、今回ご紹介する、料理好きの間で話題の醤油はなんと「透明」だというのです!
「味はちゃんと醤油なの…?」「きちんと作られているの?」……と数々の疑問が頭に浮かびますが、その真相をレビューしたいと思います!
フンドーダイが作った「透明醤油」
フンドーダイ「透明醤油」540円(税込)
こちらがその「透明醤油」。熊本で創業して150年という老舗醸造所フンドーダイから今年発売された新しい調味料です。醤油なのにまるで水のように無色透明という常識を軽々と超えた商品です。その透明感を生かした、高級感あふれるパッケージも魅力的ですね。
どうやって作ってるの?
いつもと見た目が違うので、少々不安になりますが……。「透明醤油」は、しっかり生揚げ醤油から作られています。まずは本醸造濃口醤油を作り、そこから特殊技術による透明化処理をして、最終的に美しい醤油に仕上げるのだそうです。
透明だと何がいいの?
メリットは、見た目の美しさ。そして、なんと言っても汚れないということ。食材の色を最大限に生かした料理が作れるばかりではなく、子供にもやさしいんです。服やカーペットにこぼしてしまっても透明だから茶色い染みとは無縁。
肝心の味はどう?
スプーンですくってなめてみると、味は間違いなく醤油そのもの。見た目とのギャップに脳が追いつかずに「あれ?あれ?」となり、楽しいサプライズ感を味わえますよ。開封したてとあって風味も抜群で、このサイズなら酸化して味が落ちてしまう心配もなさそうです。
いろいろな料理に使ってみました!
そのまま付けていただく料理の代表ならお刺身やお寿司ということで、さっそく試食してみました。お酢に浸けるようでなんだか違和感がありますが、味わいはしっかりお醤油。まったく問題ありませんでした。
わさびの緑色が綺麗に発色
透き通った液体なので、わさびの緑がそのまま発色します。まさに夏にぴったりな爽やかさですが、まさかこれがお醤油だなんて誰も思わない色合いですよね。
緑色のわさび醤油で「いか刺和え」
緑色のわさび醤油を使い「いか刺和え」を作ってみました。茶色く染まることなく仕上がり、ひと際新鮮そう!これは嬉しい使い方なのではないでしょうか?マグロの漬けも美しくできあがるのでおすすめだそうですよ。
鮮やか色がそのまま続く「アボカド醤油漬け」
アボカドを浸けるのにも最適です。一緒に盛り付けたい食材を茶色く染めてしまう心配がないから、料理の幅がグっと広がります。クリームチーズなど白い食材も躊躇なく使えますよね。アボカドの酸化防止にレモン果汁を加えれば完璧♪
真っ白さをキープ「メレンゲTKG」
卵白を泡立てた「メレンゲTKG」に使ってみるのはどうでしょうか?一度作ってみたかったのもあり、せっかくなのでこの機会にチャレンジしてみます。
こんもりと盛ったメレンゲに黄身をぽとりと落として、うえから透明醤油をたらします。雪のように真っ白なメレンゲを汚すことなくおいしくいただけました。見た目が美しいと味わいも一段とアップしますよね。