宮崎県の郷土料理として有名な「冷汁」。この記事では、香ばしい味噌の風味が広がる本格的なレシピをご紹介します。お好みの薬味をたっぷりトッピングして、さらっといただきましょう!人気の鯖缶を使ったアレンジレシピ5選も必見です。
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「冷汁」とは?
冷汁とは、味噌をだしでといた冷たい汁物のこと。宮崎県や埼玉県、山形県など全国各地で食べられる郷土料理なんです。さっぱりと喉越しのよい冷汁は、夏だけでなく食欲のないときにもおすすめ。
鎌倉時代から食されている「冷汁」は、もともとは忙しい農家の食事として、早く食べられて栄養がある料理として広がったといわれています。
地域によって食べ方が異なる!
宮崎県のほかに、埼玉県や山形県も古くから冷汁が家庭料理として食べられています。埼玉県は冷汁にうどんやそうめんを入れて食べるのが一般的で、山形県は干しシイタケなどの乾物が数種類入った具だくさんなレシピのよう。
ここでは、宮崎流のシンプルなレシピをご紹介します!
宮崎流!冷汁の基本レシピ
宮崎流の冷汁は魚の出しが効いた、香ばしく風味豊かな冷たい汁を、あつあつのご飯(麦飯)にぶっかけて、豪快にいただきます。シンプルなレシピなので、お好みの具材を加えたりとアレンジを楽しむのもおすすめです!
材料(4人分)
・いりこのすり身……20g
・みそ(あれば麦みそ)……70g
・いり白ごま(黒でもOK)……10g
・水……250cc
・豆腐……小1
・きゅうり……1本
・青しそ……少々
・刻みのり……少々
・麦飯……茶碗4杯分
作り方
きゅうりは食感を楽しむためによく冷やし、薄切りにします。
豆腐はお好みの大きさにカットします。包丁を使わずに手でちぎると味が染み込みやすくなりますよ!
すり鉢とすりこぎをつかって、ごまをすります。半分くらいすり潰してください。
すり鉢にいりこのすり身を入れ、さらにすります。
みそを入れてさらにすります。混ざってきたら練り潰すようにしてください。
すり鉢に薄くはり付けるように手やスプーンなどで薄くくっつけます。
コンロにすり鉢を逆さにのせ火をつけます。火を塞がないように逆さに写真のように炙ってください。
香ばしいにおいがしてきたら火を止め、ちょうどいい焦げ目がついていたらOKです。
水を少しずつ入れながら、すりこぎをつかって溶かしていきます。
ダマにならないようにすりこぎでなめらかになるまでよくすります。
よく冷やした豆腐ときゅうりを加え、混ぜ合わせれば完成です!
麦飯に冷汁をかけ、刻んだ青しそとのりなどお好みのトッピングを楽しんでくださいね。長ネギやみょうがとの相性も抜群ですよ!