舌は口ほどに物を言う!?
舌の表面は新陳代謝が早く、3日ほどで変わっていきます。仕事が忙しかったり、ストレスが溜まっていると舌の状態も変わるのです。
中国伝統医学では、舌は体内の状態を表す「内臓の鏡」と言われ、舌を診る「舌診」という診察法が古くから行われています。
もうすぐ春を迎えるにあたって、体調を崩しやすいこの季節。舌のチェックで体質のタイプが分かれば、ダイエットだけでなく健康維持にも役立つはず!
自分の舌をチェックしてみて
「舌診」とは、患者さんの舌の色、大きさ、厚さ、舌苔(ぜったい:舌のこけのこと)の色など、色々な角度から「舌」の状態を診ることによって、からだの中の色々な情報を得ようとする診断の方法。
舌診では、主に舌質と舌苔を観察します。舌質とは、舌そのもののことで、舌質を診るときは、舌の形、色、動きを中心に、舌そのものの状態を観察します。舌苔とは、舌の上に付着している苔状のもので、舌苔を診るときは、舌苔の色と状態を観察します。
舌は自分の身体の不調を知るバロメーターにもなるので、面倒がらずに毎日チェックしたいところ。また、舌を診るときは、次のことに注意しながら観察してみてください。
1. 照明などの条件
舌は、照明の種類や照度によって見え方が変わるものです。特に舌の色は条件によってずいぶんと違って見えます。
舌診は、できれば自然光のもとで行うべきですが、自然光を確保できない場合には、照明によって十分な明るさを確保することが必要です。
また、できるだけ毎回同じ場所(条件下)で舌を見ることにより、より正確で相対的な比較を行うこともできます。
2. 飲食物による誤認の注意
色の濃い飲食物や着色料を含む飲食物を口にすると、舌苔が飲食物に染められて、本来の色とは違うものとなるので注意が必要です!
夏にかき氷を食べた人の舌が、緑色や黄色に染まっているのを見た経験がありませんか。かき氷以外にも、コーヒー、紅茶、コーラ、みかん、色の着いた医薬品、健康食品など、舌苔を染める飲食物はけっこうありますから、飲食の後に自分の舌を見るときは気を付けましょう。
飲食物に染められた舌苔は不自然な色をしているので、直前に何か飲んだり食べたりしなかったか確認しましょう。それでは早速、「あっかんべー」をして舌をチェック♡
代謝が悪いタイプ
内臓のめぐりが悪かったり、基礎代謝が落ちているタイプのことです。代謝が悪いと食べ過ぎていなくても太りやすくなってしまうので、生活リズムを整えてあげることで、太りにくくなります。
特徴
・舌が全体的に白っぽい
・前に出したとき舌先が震える
・舌についている「舌苔(ぜったい)」が少ない
胃腸の力が落ちていることもあるので、食べ物は刺激物や脂っこいものは避けた方がよいでしょう。痩せるためにはまず朝ご飯をしっかり食べて、適度な運動を心がけましょう。