朝食に大人気のフルーツグラノーラ。ドライフルーツが入っていて満腹感もあるし、なんとなくヘルシー?それとも甘いから太りやすそう?など、あなたはどんなイメージを持っていますか?今回は気になるカロリーや栄養素を踏まえたおすすめの食べ方、管理栄養士が選んだレシピを紹介します。
ちず
フルーツグラノーラは太りやすい?
グラノーラとは、麦、米、とうもろこしなどの穀物加工品と、ナッツ類、シロップ、植物油を混ぜてオーブンで焼いたものです。(※1)フルーツグラノーラはグラノーラにドライフルーツを入れたもの。忙しい朝でも手軽に食べることができ、穀物の食物繊維を補給できます。
しかし甘いシロップやドライフルーツが使われているため、食べ過ぎると肥満につながってしまう可能性も!
フルーツグラノーラのは高カロリー?
フルーツグラノーラの気になるカロリーは100gあたり約446kcal。1食(50g)あたり約223kcalです。(※2)
同じ炭水化物の食材である白米は100gあたり168kcal。1食(150g)あたり252kcalです。食べる量に個人差がありますが、フルーツグラノーラ1食分は白米を茶碗1杯食べた時と同程度のカロリーと言えそうです。(※2)
フルーツグラノーラの栄養素は?
糖質
フルーツグラノーラ100gあたり約63.2g。1食(50g)あたり約31.6gの糖質が含まれます。(※2)少量でもエネルギーのもととなる糖質を手軽にとることができます。
しかしフルーツグラノーラは単品で食べる方も多いですが、その場合は食べ過ぎにより糖質の摂取量が増えてしまいやすいので注意しましょう。
脂質
フルーツグラノーラには100gあたりの約16.0g、1食(50g)あたり約8.0gの脂質が含まれます。(※2)
白米の脂質は100gあたり0.3g、1食(150g)あたり0.5gなので、比較するとフルーツグラノーラは白米よりも脂質が高いです。
脂質は糖質と同じく体を動かすために必要なエネルギー源ですが、1gあたり9kcalと高カロリーなため、とりすぎると肥満につながりやすいので食べすぎには気をつけましょう。(※2)
食物繊維
フルーツグラノーラには100gあたり9g、1食(50g)あたり約4.5gの食物繊維が含まれています。(※2)穀類やドライフルーツを材料とするため食物繊維が豊富です。
食物繊維は腸内環境を改善する働きがあるため、便秘に悩む方は特に意識していただきたい栄養素です。水分を吸収して便のかさを増やし腸の動きを良くしてくれるので、食物繊維を多く含む食品を食べる場合はしっかり水分補給をするようにしましょう。(※3,4)
フルーツグラノーラを食べダイエットするには?
食べる量に気をつける
フルーツグラノーラは穀物やドライフルーツを主原料としているので、ご飯やパンなど炭水化物が多い食品の仲間と考えましょう。
フルーツグラノーラ1食分50gは、白米茶碗1杯分の150g分と同程度のカロリーです。(※2)カロリーを考えると、フルーツグラノーラを食べ過ぎてしまうことはご飯を大盛りで食べるようなもの。カロリーや糖質、脂質を考慮して適度な量を食べることが大切です。
単品食べをしない
朝食はフルーツグラノーラに牛乳をかけたものだけ!という人も多いようです。忙しい朝にぴったりですが、ダイエットのためにはフルーツグラノーラ以外に1〜2品つけることがおすすめ。
フルーツグラノーラ単品で食べてしまうと食べ過ぎに繋がってしまいます。また肉や卵などに多く含まれるたんぱく質、野菜に多く含まれる食物繊維を一緒に食べた方が血糖値の上昇が緩やかになり、脂肪が蓄積しにくくなります。(※5,6)