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「完成していたの!?」“耳をふさがないのに音質がいい”イヤホン!

ライフスタイル

最近よくクラウドファンディングなどで耳にする「骨伝導」という技術を用いたイヤホン。鼓膜から聴く従来のイヤホンと異なり、骨を振動させることで聴覚神経へ直接作用させて音を聴きます。耳を塞がずに聞くことができるので、ランニングや家事にうってつけです。今回は現在発売されている骨伝導イヤホン10製品を集め、「ランニングに適したイヤホン」を決定いたしました!

360.life編集部/Test by 家電批評編集部

外音を聞きながら音楽を楽しめる!街ランも思いっきり楽しめる

音の振動が頭蓋骨から聴覚神経に直接伝わる骨伝導イヤホン。外音を聞きながら音楽を楽めることができ、ランニングやサイクリングで真価を発揮するデバイスとして注目を集めています。

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しかし一応の仕組みがわかっても、本当にちゃんと聞こえるのか怪しいところ。普通のイヤホンと同じように音が聞こえるのか、また音漏れはしないのかなど疑問は増えるばかりです。

そこで今回は家電量販店で購入できる骨伝導イヤホン10製品の音質や使い勝手を検証・比較しました。いまオススメのイヤホンは一体どれでしょうか。

使用する場所は限られるけど音質は先入観ほど悪くない

ちらほら聞く話によれば、「骨伝導は音質が悪く、音漏れが酷い」いう噂を耳にします。やれ外音が気になるだとか……骨伝導はどこで音が鳴っているのかわからないだとか……。

でもそれって、慣れ親しんだイヤホンと異なり、頭がうまく認識できていないからではないでしょうか。あるいは、約15年前一部のケータイに搭載されたイメージが残っているだけかもしれません。

結果から言うと、今回の検証で明らかになったのは、音質に限っていえばピンキリだったということ。良いものは、「普通のイヤホン」レベルの良い音がします(超高級イヤホンには及びません)。

ただし、中には環境音に紛れて気にならないイヤホンもありますが、基本的に音漏れすると考えてください。電車通勤などには向きません。

それでは、今回の目的である骨伝導イヤホンを購入する際、気をつけておきたいポイントをさらに深堀りしていきたいと思います。

街ラン用の骨伝導イヤホン選びは「軽さ」と「音質」が重要

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骨伝導イヤホンは、ながら聴きができるという特性上、使用にもっとも適しているのはランニングです。そこで重要になってくるのは軽量なボディと操作性、そして音質ということになってきます。

【選ぶポイント①:軽さ】運動を邪魔しない軽量モデル

骨伝導イヤホンはネックバンド型、あるいは一体型の製品が比較的多く発売されています。走る際、重くかさばると邪魔になるので軽量でコンパクトなものを選びましょう。

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また、操作性にも注意が必要です。走りながらの操作になるので、ボタンが押しやすいものがオススメです。

【選ぶポイント②:音質】高中低音がバランス良く出ているもの

ハウジングを耳に直接入れるインイヤータイプではない骨伝導イヤホンは、その代わりにもみあげの後ろあたりに押し当てます。普段はふさがって聞こえなかった環境音が音楽とともに聞こえるので違和感がありますが、開放感があります。

そのうえで高音・中音・低音がバランス良く出力され、迫力のある音になっているイヤホンが良い音といえます。

音のプロと編集部が厳正チェック音質と使い勝手をテスト

さて骨伝導イヤホンのいろはを押さえてきましたが、実際に購入するあたり、一度は試したいところ。しかし、残念ながら店舗のデモ機で聴いたところで、どれも同じように聴こえる……なんてことがありがちです。

そこで今回は音のプロであるオーディオライターのゴン川野氏と、ランニングコンサルタントの牧野仁氏にご協力いただき、「音質」「使い勝手」を検証してもらいました。

識者による厳正なテストで行ったテスト内容は以下の3項目です。

【検証①:音質】※◎◯△×評価各音域の出力量とバランスの良さが重要

採点方法は音質にこだわるために、「高音域の質」「中音域の質」「低音域の質」がバランスよく出力されているかを評価の対象にしています。

【検証②:操作性】※◎◯△×評価走りながらでも簡単に操作できるか

目で確認できなくても音量などが簡単に操作できるかを、実際に走りながら検証しました。

【検証③:装着感】※◎◯△×評価汗をかいてもズリ落ちてこないか

押し当てる部分が汗をかいても簡単にズリ落ちてこないかを、実際に走りながら検証しました。耳の裏の汗のかき具合も同時にチェックしています。

これら3項目を得点化し、ランキング形式で紹介していきます。それでは発表です!

悪いイメージを払拭した骨伝導イヤホンの決定版!

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AfterShokz
TREKZ AIR
実勢価格;1万3504円
サイズ:W100×H50×D130mm
重量:約30g

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AfertShokzは、極限まで軽く音質を追求し、150を超える世界の特許技術を採用した骨伝導イヤホン。

軽量ボディがぴったりフィットし、激しく動いても存在が気にならない装着感でした。ランニングコンサルタントの牧野氏が「重たくつけ心地の悪い骨伝導イヤホンのイメージが180度変わった」という逸品です。

低評価が出やすい音質も、高音から低音まで豊かな響きで、普通のイヤホンにかなり近い印象です。

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汗をかいて耳に入る不快感がなく、近づく車の音や足音を聞き逃しません。

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目で確認しなくても、電源のオンオフや音量調節を直感的に行えました。

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