自宅で過ごす趣味の時間に、「つくるよろこび」を体感できる手づくりキットはいかがですか。今回は、経年変化もたのしめる、レザーのコインケースづくりに挑戦してみました。
つきこ
旅行と食べることが大好きなminneスタッフ。最近母からブレンダーをおさがりでもらったので、なんでもすりつぶしたくなっちゃうのが悩み。
レザークラフトに初挑戦
・trislabさんの「3step!コインケース 手作りキット」
今回挑戦するキットはこちら。
大人になり、経年変化をたのしみながら永く愛用できるレザーアイテムを手にする機会が増えました。「自分でつくることができたら、より愛着が増すのでは」と思い、選んだレザークラフトのキット。“3ステップで完成する”というワードにも惹かれました。
キットの中身と道具たち
キットの中には、針と糸、レザー、そして糸の通し方や縫い方などが詳しく書かれた「レザークラフト基本の工程」が入っていました。ほかに必要なものは、ボンドとはさみ、マット、カッターのみ。どれも手軽に用意できるものなので、始めやすいのがうれしい。
それではさっそく、つくっていきます。
当工房では、たくさんの方に“ワークショップ”というかたちで染色や名入れ・スタンピングなどをおたのしみいただいております。その中で、縫い工程のあるものは時間的な問題もあり、なかなかチャレンジいただく機会を設けられなかったんです。そこで、自身でレザークラフトのいちばんたのしい部分(裁断や穴あけ・バイカラーに仕立てるなど)はなくさずに、気軽に取り組んでいただけるよう試行錯誤してできあがったのが【3STEP!シリーズ(切り離す・貼る・縫う)】です。
ガイドに沿って、切って・縫う
革のシートから財布の形に革を切り出します。すでに切り込みが入っているので、スーッとカッターの刃を入れるだけで、簡単に切り出すことができました。
いったんボンドで軽く接着したのちに、縫い穴に沿って糸を縫い進めていきます。針が穴にスポッと入る感じが気持ちよくて、時間を忘れてしまうくらいたのしい!
最後は返し縫いをし、はさみで糸を切ったら、切れ端をボンドで固めます。
あっという間に完成!本当にスリーステップでつくることができました。難しい工程は少ないのですが、ひとつひとつの工程が新鮮で、「革小物を手でつくっているんだ」という実感がありました。ボンドを乾かす時間を含めてもかかった時間は1時間半ほどなので、お家でお茶をしながら友だちといっしょに制作するのもいいなあ。
上手くつくるコツは、細かい点に注意して進めていくことはもちろん、細部の処理(コバ処理・コバ磨き)をきっちりと行うことです。とはいえ、いちばん大事な点は、レザークラフトをたのしむこと!大切な人への贈りものであれば、想いを込めながら縫い上げ仕立てていくこと、ここがすごく大切なポイントです。
手の平に馴染むサイズ感
早速コインケースとして使用しています。コンパクトでかさばらないので、SDカードや、アクセサリーを入れたりするのにもよさそうです!
環境にも人にも配慮しながらつくられた香しいイタリアヌメ革なので、使用していく中で変わっていく革の表情をおたのしみいただければと思います。友人といっしょにつくった場合には、ときどき「こんなに変わったね」 と見せ合いながら、共有した時間をたのしんでいただきたいです。
trislabさんの作品ページではネイビー×ヌメ色のバイカラー仕様が紹介されています。
「3step!コインケース 手作りキット」は、今回紹介したネイビーをはじめ、レッドやブラックなど9色のバリエーションがあります。「色の違いで印象の変わるレザークラフト。2セット以上購入して色をシャッフルしながらおつくりいただくのもおすすめです」とtrislabさんがおっしゃるように、色の組み合わせをたのしみながらつくってみるのもいいですね。