こんにちは、ヨムーノ編集部です。
2019年10月1日から消費増税が実施され、消費税率がこれまでの8%から10%に引き上げられます。
前回2014年4月の増税時には、税率引き上げ前の駆け込み需要の反動で個人消費が落ち込み、結果として景気不振を招くこととなりました。
そうした状況を回避するため、今回の増税では、2兆円規模の経済支援策を政府が用意しています。
ここでは、増税そのものの概要を紹介するとともに、軽減税率や5%キャッシュレス還元策といった支援策の具体的な内容など、「今押さえておきたいポイント」を経済ジャーナリストの酒井富士子さんに解説いただきます。
増税はいつから?

2019年10月1日から、消費税率が8%から10%に引き上げられます。
2014年4月1日に5%から8%に引き上げられて以来5年半ぶりの増税となりますが、今回の増税で一連の「5%→8%→10%」という消費増税施策は終了となります。
実際に消費税10%はいつから適用されるの?

実際に消費税10%が適用されるのは、いつからなのでしょうか?
店頭
店頭の場合、9月30日23時59分までに会計をすれば消費税8%が、10月1日0時00分以降の会計では消費税10%が適用されます。
ネット
ネットショッピングの場合には出荷日が基準となります。そのため、注文日が増税前の9月30日以前であったとしても、商品の発送が10月1日以降となった場合には、消費税10%が適用されるのが一般的です。もしも現在購入予定の商品があるならば、今のうちに注文しておくことをおすすめします。
今知っておきたい!3大「経済支援策」

今回の増税では、消費不振を招いた過去の反省を活かし、政府がいくつもの経済支援策を用意しています。
食品等が消費税8%に据え置き。「軽減税率」を導入
今回の施策で私たちの生活ともっとも関わりの大きいのが「軽減税率」の導入です。
軽減税率は、増税による低所得者の金銭的負担を軽減することを目的に、特定商品の税率を8%に据え置く施策で、対象は飲食料品と新聞になります。
具体的には