年末に向けてパーティーの機会も多く、料理を見栄えよく盛り付ける機会も増えます。オードブルや揚げ物に添えるレモンも、切り方ひとつでぐっと食卓を華やかに演出してくれますよ。ナイフひとつでできるレモンの飾り切りアイデアを4種行程写真付きでご紹介します。
ひと工夫でぐっと華やかに!
料理のおいしさはもちろんですが、これからのパーティーシーズンは見た目の特別感が食卓をより華やかに演出します。
揚げ物やオードブルに添えるレモンも、カットの仕方ひとつで見た目がぐっとよくなりますよ。ナイフひとつですぐできる、レモンの飾り切りテクニックをご紹介します。
レモンの飾り切り4種
飾り切りの前に……
塩(分量外・大さじ2杯ほど)に水を少し加えて混ぜ、しっとりさせたものをレモンの表面に手のひらを使ってこすりつけて洗います。へたのまわりやくぼみは指を使ってしっかりとこすってください。
全体をこすり終えたら、ぬるま湯で塩を洗い流します。こうするとワックスや汚れが落ち、さらにレモンの香りもよくなります。
1. レモンのカゴ
サラダのドレッシングやディップを入れるのに使えるレモンのカゴは、果汁を絞った残りのレモンも無駄なく使いきれます。
レモンを半分にカットし、スプーンでなかをくり抜きます。わたの部分もきれいに取り除くと見栄えがよくなります。
底の部分をカットし、安定をよくします。
ナイフの先を使い、ギザギザと一周切り込みをいれていきます。
ゆでたまごでお花を作るのと同じ要領ですが、レモンは固いのでナイフでけがをしないように注意してくださいね。
切り込みの深さや角度を変えると、印象が変わるのでいろいろと試してみてくださいね。
2. 半月レモン
レモンを5mmほどの厚みにスライスし、半分にカットします。
普段のスライスより厚めにするほうが細工がしやすくなります。
レモンの皮の黄色と白の境目にナイフを入れ、レモンの果肉が菊型のようになるように弧を描きながら皮をむいていきます。ナイフを上下に小刻みに揺らしながらむくときれいにむくことができますよ。
弧の切り込み部分にしっかりと刃を入れると、アーチが美しくなります。最後の5mmほどを切り離さずに残しておきましょう。
皮をむいた部分を内側に折り返し、形を整えてできあがりです。
3. ちょうちょ
基本のスライスレモンに切り込みを入れ、ちょっとひねるだけでできるお手軽アレンジです。立体感が出るので、平面的になりがちなオードブルにも。
レモンの一番太い部分に半分ほどの深さまでナイフで切り込みを入れます。その後、ナイフをずらし、同じ厚みでスライスしてください。
半分まで切り込みを入れた状態がこちらです。
レモンが2枚になっていないほうの中心から皮まで切り込みを入れます。
切り込みを入れた部分を手前遠くにひねるようにし、中心を好みの加減に開いて形を整えてできあがりです。