包丁は水を拭かずに放っておくと、錆びやすくなります。洗ったあと水切り場に置いておくだけでは、十分に水けを切ったとは言えません。
水を丁寧に拭くと、包丁が劣化するリスクが軽減します。包丁をダメにしたくないなら、洗ったあとはちゃんと拭いてあげましょう。
前述でもお伝えしたように、三徳包丁に使われている材質は多種多様。今回はステンレス製のものを中心に集めましたが、そのほかの材質や特徴なども簡単にご説明しておきましょう。
切れ味は平均的で長持ちするので普段使いするには文句ないでしょう。切れ味が悪くなれば研ぐ必要はありますが、基本的に使い勝手に弱点はなく、初心者が使うには最適です。
軽いのに強度があり、塩水に入れたままでもほとんど錆びないのが特徴です。また、日光や蛍光灯などの紫外線を当てることにより、自ら殺菌してくれるという魅力があります。
軽量で疲れず、非金属なので錆びません。薄い刃ながら一定の切れ味を長く保てるのでスライス向き。しかし、材質の性質上、割れたり欠けたりしやすく、固い食材を切るのには向いていません。
最後に、包丁を選ぶときのポイントを紹介します。
包丁によって切れ味は全然違いますが、選ぶときに考えるポイントは、切れ味のよさだけではありません。ここでは良い包丁に求める4つの条件をレクチャーします。
包丁にとって何より大事なのが切れ味。野菜に肉や魚、いろんなものをスパッと切れるのは良い包丁の第一条件です。
切れ味が長持ちするかも重要。包丁は毎日使うキッチン用品だからこそ耐久性があることが求められます。
ザクザク切るだけでなく、じゃがいもの芽を取るなど細かい作業もします。取り回しのよさも包丁選びでは注目したいポイントです。
お手入れのラクさも選ぶときに大切。持ち手の部分の素材が違うと洗いにくく、一体型だと洗いやすく清潔さをキープできます。
分離型は一体型に比べ洗いにくく、お手入れが甘いと不衛生になってしまう可能性も。
購入するときは、ハンドルとも呼ばれる持ち手が自分の手にフィットするかもチェック。かたいものを切るときにしっかり力が入るものを選びましょう。
いかがでしたか?
今回のテストでは、切れ味が鋭く、絶妙なサイズ感と軽さ、握りやすさで約5000円の「関孫六 匠創」が文句ナシのベストに輝きました。
もっとお安い包丁でもそこそこ切れましたが、切れ味の持続性や使いやすさを検証するとメーカーごとの実力が丸わかりに。家庭で使うなら上位3本から選ぶのがオススメです。
ぜひ、自分に合った1本を見つけてみてくださいね。