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管理栄養士が教える。離乳食で牛乳を与える時期はいつから?

栄養豊富で赤ちゃんの成長のためにも離乳食に取り入れたい牛乳ですが、アレルギーの心配や扱い方などで迷いがちな食品です。離乳食での使い方には栄養面で注意したいポイントも。始める時期、進め方とおすすめのレシピも一緒にご紹介します。

牛乳を離乳食で与える時期はいつから?

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離乳食「中期」からはじめよう

牛乳を含む乳製品は、離乳食中期(7〜8ヶ月頃)から使うことができます。たんぱく源として使いやすいので、プレーンヨーグルトやカッテージチーズなどの乳製品も試してみましょう。

ただし牛乳は調理用とし、パンがゆやスープなど、料理に使ってよく加熱したものからスタートします。(※1)

飲み物として与えるのは「完了期」から

飲み物として牛乳を与えるのは、鉄欠乏貧血予防の観点から1歳を過ぎて離乳食も完了期(12〜18ヶ月頃)となってからとされています。

牛乳にはカルシウムとリンが多く含まれており、腸管からの鉄の吸収を阻害します。また生後9ヶ月ころになると体内に貯蔵されていた鉄が減少し、鉄不足になりやすくなります。

その時期に牛乳を多飲すると鉄が吸収できずさらに不足しやすくなるため、1歳を過ぎてからとされていますよ。(※1,2)

牛乳を離乳食で初めてあげるときの量は?

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中期の場合

中期の一食での乳製品のめやすは50~70gです。ほかのたんぱく質と組み合わせたり、牛乳とほかの乳製品を合わせるときは量を調節して与えます。乳製品に限らず、はじめての食品を与えるときは、スプーンで1さじ程度から様子をみながらあげるようにしてください。(※1)

牛乳は調理用として加熱したものを与え、アレルギー症状(目や皮膚のかゆみ、発疹、くしゃみなど)や下痢をおこすことがなければ少しずつ増やしていきましょう。

後期(完了期)の場合

後期の乳製品のめやすは80g、完了期は100gです。こちらもたんぱく源が乳製品のみでの目安となるのでほかのたんぱく質との組み合わせ方によって量は調節していきましょう。後期、完了期になってからはじめて牛乳を試す場合も同様に、スプーン1さじからはじめてください。

進め方は同じで食べて問題が無ければ量を増やしてみてくださいね。毎回必ずこの量をあげなければいけないわけではないので、ほかのたんぱく質と合わせて調節しながら与えましょう。(※1)

離乳食の牛乳の進め方

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離乳食中期以降、牛乳や乳製品を料理に使ってみましょう。プレーンヨーグルトは加熱が必要なく乳製品をはじめるのに手軽でおすすめです。牛乳は、加熱したものを最初はスプーン1さじくらいから料理に使い、アレルギー症状や下痢をすることがなければ、量を増やしてみてくださいね。

1歳を過ぎて、日常的に牛乳を料理に取り入れていて問題がなければ、人肌~常温に温めた牛乳を飲みものとしてあげてみましょう。

離乳食で使う牛乳は電子レンジであたためても平気?

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牛乳を温めるのには、電子レンジを使うことができます。

量にもよりますが離乳食に使う程度なら600Wで30秒くらいをめやすに、耐熱容器やマグカップにいれて加熱します。

お使いのレンジの種類によって違いがあるので、様子を見ながら加熱しすぎて溢れないように注意してくださいね。牛乳モードがあれば利用してみてください。

離乳食で牛乳をあげるときはアレルギーも考慮して

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牛乳を含む乳製品はアレルギー発症の原因となる食品の上位なので、心配されるお母さんも多いかもしれません。

乳は食品表示義務のある特定原材料です。アレルギー症状が出るかもしれないものですので、はじめて食べるときはかかりつけの小児科のあいている平日の午前中に試しましょう。

また、アレルギー症状とは異なり乳製品を摂ることで消化不良による腹痛や下痢を起こす場合もあります。これは乳糖不耐症という、消化酵素の欠乏により起こるものです。牛乳を摂って異変があった場合は、よく様子を見てあげながら病院へ連れていきましょう。(※3,4)

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