豚肉の栄養素は夏バテにきくって本当?
夏バテには豚肉(ビタミンB1)が良いといわれていますが、日本人のビタミンB1が不足することはほとんどなく、夏バテのためにビタミンB1を集中的に食べる必要性はないといわれています。(※13)
たしかに、夏バテになるとさっぱりとした口触りのいいそうめんや蕎麦などの麺類である炭水化物に偏りがちなため、糖質の代謝にかかわるビタミンB1を多く含む豚肉を食べることは非常に良いことです。ただそれだけでは栄養に偏りもでてしまうため、ビタミン・ミネラルを豊富に含む野菜やきのこなども意識をしてとるようにしてみましょう。(※4)
豚肉の栄養を効果的に摂取する食べ方
豚肉に含まれるビタミンB1を効率よくとるには、アリシンというビタミンB1の吸収を助けてくれる成分を一緒にとるのがおすすめです。香りの強い野菜であるにんにくやにら、玉ねぎなどに多く含まれています。
アリシンは、細胞を壊すことで発生するので、にんにくやたまねぎをきざんだり潰したりして豚肉と一緒に調理すると効果的です。また、油で調理するとアリシンが壊れにくくなるといわれてるので、たまねぎやにらを豚肉と一緒に組み合わせ調理するように意識してみましょう。(※14)
栄養の吸収率を上げる豚肉アレンジレシピ5選
1. 玉ねぎのトンデリング
玉ねぎをリング状にして豚バラ肉を巻きつけたトンデリングのレシピです。ジューシーに焼いて玉ねぎソースをかけて食べましょう。衣の代わりに豚肉を使っているので糖質もカットできますよ。
豚肉も玉ねぎもたくさん食べられる、ボリュームがうれしいひと品です。
2. サクサク食感きつね餃子
餃子の皮の代わりに油揚げを使用しているので、こちらのレシピも低糖質です。さらに皮に包む手間を省くことができるので、忙しいときにも役立ちます。
油揚げは菜箸を使ってめん棒のように転がすことできれいに開くことができますよ。焼くときはこげないように注意してくださいね。
3. ガリバタ大根
ガリバタ風味と豚のうまみをしっかり吸い込んだ大根は、噛むとジュワーとおいしさが広がります。白いご飯との相性は抜群ですよ。最後に卵黄をつぶして絡めて食べてくださいね。
にんにくをこがさないように気を付けましょう。
4. 豚ヒレ肉ときのこのクリームスープ
きのこと豚のうまみが溶け出したスープはまろやかなおいしさで、ほっこりと体があたたまりますよ。このスープにパンを添えれば朝ごはんにもぴったりです。
牛乳、生クリームを熱しすぎると分離しやすくなるので弱火で沸騰しないように温めてくださいね。