「乾燥生姜」の作り方や、活用レシピをご紹介します。生姜は体をポカポカと温めてくれるイメージがありますが、その栄養成分を手軽に取り入れたいなら「乾燥生姜」がおすすめなんです!おうちで簡単に作れる上に保存もしやすいので、毎日の食事で上手に活用したいですね。
乾燥生姜のはたらきは?
普通の生姜とどう違うの?
生の生姜には「ジンゲロール」という辛み成分が多く入っています。「ジンゲロール」には胃腸の働きをよくしたり、殺菌作用や体を冷ます解熱作用があります。(※1)
ジンゲロールは加熱したり乾燥させると「ショウガオール」という成分に変化。この「ショウガオール」は胃腸を刺激し、体全体を温める作用があります。(※2)
ダイエットが期待できるって本当?
生姜に含まれる「ジンゲロン」という辛み成分には、血行を促進し代謝をよくするはたらきがあります。これもジンゲロールから加熱分解して作られるもので、摂取すると脂肪燃焼を促すことから、ダイエットに役立つと言えますね。(※3,4,5,6)
一方で乾燥生姜は食べすぎると胃を痛めてしまうため、一日10g程度が摂取目安です(※2)。
簡単に作れる!自家製「乾燥生姜」基本の作り方(調理時間:75分)
それではさっそく乾燥生姜の作り方をご紹介します。市販のものも売られていますが、薄くスライスした生姜を乾燥させるだけで簡単に作ることができますよ。粉末状に細かくしておけば、料理や飲み物などにパパッとかけて使えるので、調味料としてとても使い勝手がよくなります。
材料(作りやすい分量)
・生姜……1袋
コツ・ポイント
乾燥生姜はいろいろな作り方がありますが、いずれもしっかりと乾燥させることがポイントです。水分が残っていると、保存状態が悪くなりカビが生えてしまうことも。
カリカリになるまでよく生姜を乾燥させたら密閉容器に入れ、中に乾燥剤も一緒に入れて保存するようにしましょう。
作り方
1. 生姜を切る
生姜は皮が付いた状態で使うため、よく洗いましょう。洗った生姜はキッチンペーパーやふきんで水分をふき取り、1~2mm程度に包丁で薄切りにします。スライサーを使用してもいいですよ。
2. 生姜を乾燥させる
天板にクッキングシートをしき、その上にスライスした生姜を重ならないように並べます。
110℃に予熱したオーブンで60~70分乾燥焼きします。水分が抜けてカリッとした状態になっていれば乾燥生姜のできあがり。粗熱を取って冷まし、密閉容器に入れて保存します。
オーブンのない方は、スライスした生姜をザルに並べて、風通しのいい場所で乾燥させてもいいですよ。専用のネットに入れて天日干ししてもOK。1~3日ほど置いて乾燥させましょう。
粉末状にする場合は、ミルサーやフードプロセッサーに乾燥生姜を入れて細かくします。自宅にない場合はすりこぎですっても作れますよ。細かくしたら、密閉容器に入れて保存します。