ダイエット中は果物を食べない方がよいと思っている方もいるのではないでしょうか?実は、果物はビタミンやミネラル、食物繊維を多く含むため、果物の適量をタイミングよく食べれば、ダイエットの味方になります。今回、管理栄養士がダイエット中でも太らない果物の食べ方について説明したいと思います。
果物がダイエットによい理由とは?
理由1:便秘予防によい
果物の食物繊維の種類は、果物の成熟の差により違います。未熟な果物では、水に溶けない不溶性食物繊維を含み、熟成されると水に溶ける水溶性食物繊維を多く含みます。
不溶性食物繊維は、水や老廃物を吸収し便のカサを増やすことで、大腸が刺激されて便を促します。一方、水溶性食物繊維は善玉菌の餌になり、腸内環境を整えてくれます。そのほかにも、血糖値の上昇やコレステロールの増加を防いでくれます。
理由2:むくみ予防になる
ダイエット中は栄養が偏りがちになりやすいため、むくみやすくなります。その中、カリウムは余分な水分や塩分を外に出してくれるために、むくみ予防になります。

理由3:有機酸
ダイエット中は疲れがなかなか取れないことも多いと思います。果物を食べる際に感じる酸味はクエン酸やリンゴ酸などの有機酸で、これらは糖質からエネルギーに効率よく変えるのを助けるために、疲労回復効果があります。

果物の適量目安は?
毎日くだもの200g
表に200gを摂取するための果物の目安個数とそのカロリーをまとめました。果物の適量を守れば、ダイエットにもよいだけでなく、がんや生活習慣病の予防効果があります。
「毎日くだもの200g」といわれるように、200gを目安に食べましょう。しかし、200gと聞いて、たくさんの果物を食べないといけない、あるいはカロリーが高すぎると思う方もいるかもしれませんが、それほどでもありません。
