(1)抑揚をつけ、声のトーンを高めに明るい印象で話す
すぐ「コミュニケーション能力が高い人」になるのは難しいですが、「話しやすい人」は相手からのコミュニケーションを引き出すきっかけを作ることができます。そのため、まず「話しやすい人」「明るい印象の人」を目指すのは近道といえます。
声は明るい印象で、きちんと抑揚を付けて、自分の感情が伝わるように接することを心掛けましょう。
(2)話者の伝えたいことを把握する
相手の言いたいことは何か、その目的は何かを推測し、相手像を具体化していくことが重要になります。
例えば製品を購入することに反対する人がいる場合、「単に反対したいだけなのか」「その製品メーカーに苦い思い出があるのか」「予算上難しいのか」など複数の理由が推察されます。
理由によって、相手の気持ちへの寄り添い方が変わるため、何をポイントとして相手が話しているのかに注意するようにしましょう。
(2)文章やデザインなど伝わる表現を学ぶ
口頭のコミュニケーションはどうしても得手不得手に左右される部分があります。そのため、書く・デザインで表現するといった技術的な部分でのコミュニケーション能力を高めるアプローチも有効。
ライティング技法について記載のある本などで勉強するのも一つです。
コミュニケーション能力の本質を見極めよう
「コミュニケーション能力」は会話や振る舞いだけではない、多岐にわたる能力であると確認してきました。
しかし、一般的にコミュニケーション能力といったときには「会話上手な人」や「初対面の人でも打ち解けられる」というフランクな人柄を想定しがちです。
これらは一部でしかないですが、コミュニケーション能力という言葉に振り回されてソフトスキルであるコミュニケーション能力ばかりを追いかけるのは本末転倒です。
自分自身の仕事を理解し、それを相手に伝わる形で発信していく。これがコミュニケーション能力であるということを忘れずに、日々のお仕事に打ち込みましょう。
(ぱぴこ)
※画像はイメージです