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食物繊維がバランス良くとれる!筍とわかめの豆乳みそスープ[痩せる和風スープ #18]

美容

旬の食材、発酵食品…先人たちの知恵や工夫がたっぷり詰まった「和食」は、私たちを健やかな心身に導き、腸内の環境を改善することでスリムな体形も叶えてくれます。食の欧米化が進んだ現代社会で、今こそ昔ながらの「和ごはん」に立ち返りませんか?一汁一菜でなくてもOK!手軽に日常の食卓に取り入れられる和風スープレシピを、管理栄養士の圓尾和紀さんが連載形式で教えてくれます。

春から初夏にかけて旬を迎える筍。なかなか自宅で炊くのはちょっと…と身構えてしまう方も、最近では水煮にしたものも売られていて手軽に料理に使うことができます。素材から煮たほうがやはり香りも良くて美味しいですが、まずは手軽に筍を料理に取り入れてみるところから始めてみても良いかもしれません。

今回はそんな筍を使った和のスープをご紹介したいと思います。

不溶性食物繊維が豊富な筍

筍にはチロシン、カリウム、食物繊維などが豊富に含まれています。チロシンとは甲状腺ホルモンの分泌を促し、心身のバランスを安定させてくれる効果がありますので、今のような心身ともに落ち着かない時期の味方とも言えます。カリウムは余分な塩分を尿と一緒に排出してくれるため、むくみや高血圧予防にもおすすめです。

そして筍の食物繊維は不溶性食物といって、水分を吸収して膨らみ、便のかさを増やしてくれます。腸を刺激して便通を促進してくれるためダイエットにもおすすめです。

わかめには水溶性食物繊維が多い

春は「春わかめ」と言ってわかめの旬でもあります。わかめは水溶性食物繊維の代表ともなる食材です。

水溶性食物繊維は粘着性により胃腸内をゆっくり移動するためお腹がすきにくく、食べ過ぎを防いでくれます。
また、糖の吸収をゆるやかにし血糖値の急激な上昇を抑えたり、大腸内で発酵・分解することで善玉菌の餌となり善玉菌を増やし、腸内環境を整えてくれます。

ただし、腸内環境を整えるためには不溶性、水溶性と両方のバランスが大切です。そこで今回はこの水溶性・不溶性それぞれの食物繊維を含む食材を使い、バランス良く食物繊維をとれるスープレシピをご紹介します。

筍とわかめの豆乳みそスープ

材料(二人分)

作り方

ライター/圓尾和紀
株式会社ふること代表。管理栄養士、フードコーディネーター。“伝統食の良いところを現代に取り入れる“をコンセプトに活動している。著書『一日の終わりに地味だけど「ほっとする」食べ方』がワニブックスより発売中。

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