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「もう疲れた」と感じた時にやってはいけないこと

「もう疲れた」そんな気持ちになることがありますよね。それはあなたが頑張ってきた証拠。今回は「もう疲れた」と感じたときの対処法について心理カウンセラーの笹氣健治さんに教えてもらいました。

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自分の部屋で一人になった時、ため息と共に「もう疲れた」という言葉が思わず口をついて出てきた……。

きっと、つらい気持ちを我慢しながら必死に頑張ってきたのでしょう。

全て投げ出すことができたらどんなに楽だろうかと思っても、それはできない。こんな時、一体どうすればいいのでしょうか?

その対処法についてお伝えしましょう。

「もう疲れた」と感じる原因

疲れたと感じるのは、休まずに頑張り続けてきたからです。

「自分の責任を果たそう」「なんとかして問題を解決しよう」と思って必死に頑張ってきたのに、なかなかうまくいかない。

こういう状態が長く続くと、ある日突然、「これ以上は無理かも……」と思ってしまう時がやってきます。「もう疲れた」という気分になるのはそんな時です。

ただし、頑張り続ければ必ずそうなるわけではありません。

頑張り続けている中で、ある状況に陥った時に「もう疲れた」と感じてしまうのです。それこそが、「もう疲れた」と感じる本当の原因です。

では、一体それはどのような状況なのでしょうか?

主なものとして次の4つが挙げられます。

(1)思うようにうまくいっていない

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例えばあなたが何かのプロジェクトリーダーだったり、店長として店舗運営を任せられていたりするとします。

あなたはきっと「この仕事を成功させなければならない」と考えて、アイディアを出したり、部下やメンバーの面倒を見たりなど、さまざまなことに気を回しながら頑張るでしょう。

そういった試みがうまくいっているうちは体力的に疲労がたまったとしても、それほど苦にはなりません。

ところが、頑張っている割には思うようにうまくいかない日が続くと、体だけでなく精神的に疲弊していきます。

やがて疲労がピークに達すると、「これ以上は無理だ」と限界を感じて「もう疲れた」という気分になります。

恋愛や人間関係においても同様のことが起こります。

相手のためにいろいろ気を使って尽くしているのに、それがちっとも報われない。そう感じた時に、「もう疲れた」となってしまいます。

頑張り続けているのに、なかなかうまくいかない。そんな状況に陥ると、「もう疲れた」と感じてしまうことになるのです。

(2)プラスの評価がない

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事務職のように日々決められた処理をする仕事は、企業活動を支える重要な仕事だといえますが、残念なことに、間違えずにやって当たり前と思われていて、常にしっかりやっていても褒められることは滅多にありません。

毎日ちゃんと仕事をしているのに誰からも評価されないとなると、「私がやっていることは意味があるのだろうか?」と不安になってくるものです。

誰もが、頑張っていることを認めてもらいたいと思うものであり、自分の頑張りに対してプラスの評価が得られない状況が長く続くと、やっていることがだんだんむなしく感じられてきます。

そうなると、「もう疲れた」という気分になって、モチベーションも湧いてこなくなってしまいます。

(3)批判される状況が続いている

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職場環境によっては、頑張っていることを認めてもらえないばかりか、普通以上に仕事をこなしていても重箱の隅をつつくようにあら探しをしてくる上司や先輩がいる場合があります。

「そんな細かい部分まで見ます?」と言い返したくなる気持ちをグッとこらえながら、面倒なことになるのを避けるために表向きは素直に従うのですが、なんともやりきれません。

しつこいクレーマーに絡まれ続ける時も、同じように精神的に疲弊していきます。こちらが悪いと一方的に決め付けられ、厳しい言葉を投げ続けられていると、なぜか自分がダメな人間に思えてきます。

繰り返し批判的なことを言われ続けていると、「自分が何をやってもどうせ怒られる」という諦めの気持ちが生じてきます。

そして、「頑張っても仕方がない」「頑張るのはもう疲れた」と思うようになり、何もかもやる気が起きなくなってしまうことになります。

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