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[計算機の答え]素人にはわからない細かい違いをプロが解説!

節約・マネー

まず、自分の手より、本体やキーが小さすぎると打ちづらいのはなんとなく想像できると思います。ただ、いくら単体のキーが大きく打ちやすくても、本体が大きすぎて違うキーを押すたび手を動かす必要が出てくると、使っていて腕が疲れてしまいます。要するに、電卓は使う人によってベストなサイズが変わります。自分の手のサイズに合った電卓を選ぶことも大切です。目安として、自分の手のひらにすっぽり収まるくらいのサイズを選ぶとよいでしょう。

また、手首を机につけた状態で全てのキーが操作できれば、腕に負担がかからないのでベスト(※一般的な人を想定しています。早打ちを意識する場合には、手首を机から離すほうが速度が出ます)。できれば購入前に確認を。なお、購入前に実物を見ることが難しい場合、仕様表などでサイズを確認し、自分の手のサイズと合っていそうかイメージするだけでも、失敗する確率を減らせます。

画面に表示される数字や記号は、大きく適度な間隔で、しかもクッキリと見えることが重要です。一部に存在するバックライト付きの製品でもない限りは、どれも似たように見えるかもしれませんが、比べてみると微妙に画面の明るさが違ったり、数字の大きさや濃さが違ったりします。また、数字同士の間隔が適度に開いていると、桁数が把握しやすくなるのですが、これも製品によって異なります。買い替えの場合は、とくにこの微妙な差がストレスになることもあるので、できれば画面の表示も事前にチェックしましょう。

なお、蛍光灯などの光の反射で画面の一部が見づらくなることがありますが、そうした環境で使用することがわかっている場合は、チルト(傾斜)機能を搭載した製品を選ぶと安心です。

今回、『家電批評』編集部がピックアップし、2人のプロが評価したのは、国内で販売されているビジネス向け電卓13製品です。といっても数がたくさんあるので、据え置いて使うことを想定し、ある程度大きなサイズを選んでいます。価格帯は、多くが5000円以内のモデル。

これらを、十数年にわたり電卓を使って仕事をしている公認会計士2名がテストしました。テスト項目は以下の通り。キーの打ちやすさや表示の見やすさだけでなく、タイプ音や機能面の違いまで細かくチェックしてもらっています。

・打ちやすさ(50点満点)
キーのサイズやタッチの感触、キーの傾斜角、キーピッチ、キーストローク、キーの反発力(硬さ)、反応のよさ(感度)などをチェック。電卓で最も重要な部分なので、配点は50点と高く設定しました。

・見やすさ(画面)(30点満点)
画面のサイズ、数字や記号のサイズと間隔、画面の明るさ、数字・記号の濃さといった画面上の見やすさに加え、チルト機構が付いているかも確認しました。打ちやすさの次に重要な部分なので、配点は30点と高め。

・タイプ音(10点満点)
オフィスで使う場合、ずっと電卓のカチャカチャした音がしていると気になる人もいるはず。ということで、音が静かかどうかも評価しました。ちなみに、音が気になる場合、どんな音がするのかなどによって評価に差をつけています。

・その他機能(10点満点)
早打ち、税計算やカウンター、アンサーチェック機能、日数・時間計算など、電卓に付いているさまざまな機能に加点。これらは基本的に「あると便利だけれど、なくても困らない機能」なので、配点はやや低めに設定しました。

それでは大変お待たせいたしました。いよいよおすすめのビジネス系電卓ランキングの発表です!

シャープ(SHARP)
EL-VN82
実勢価格:2336円
サイズ/W109×D180×H14mm
重量/約168g(電池含む)

▼テスト結果

打ちやすさ
46/50点


見やすさ(画面)
25/30点


タイプ音
9/10点


その他機能
6/10点


総合評価
86/100点

今回のビジネス系電卓ランキングでベストバイを獲得したのは、シャープが電卓発売50周年を記念してリリースした「EL-VN82」でした。ユーザーから要望の高かったデザインを採用しているというだけあり、タイプのしやすさや画面表示の見やすさは文句なし!

とくに、打鍵感が柔らかいモデルが多いシャープ製電卓のなかでは、打鍵感がしっかりあるのが特徴で、レスポンスも抜群でした。また、画面自体のサイズも、表示される文字のサイズも大きく見やすく、穴のない一台です。

なお、本格的な実務機能を搭載しながらシャープの分類では実務電卓ではなく「カラー・デザイン電卓」とされており、4色のカラバリがあるのもポイント。サイズは、据え置き型よりひとまわり小さく手に持って使える「ナイスサイズ」(※シャープが設定しているサイズ分類)です。

本体自体は小型ですが、キーは大きめで押しやすく、ストロークも絶妙。安定感が高く、グラつくこともありません。また、上下左右にキーの間隔が広く取られている点も見逃せません。

目新しい機能があるわけではありませんが、早打ち、静音キー、税計算、アンサーチェック、チルトなど、必要な機能は漏れなく搭載している印象です。

キヤノン(Canon)
HS-1250WUC
実勢価格:1891円
サイズ/W130×D179.5×H37.5mm
重量/約208g(電池含む)

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