キーは硬めで押した感触がしっかり得られ、キーピッチも広いので打ち間違いも少なそう。画面の文字やキーの文字が大きく見やすい……ところまではよかったのですが、大きすぎて打っていると手が疲れることや、早打ちの反応がイマイチな点で評価を下げました。またプラスやイコールといった頻繁に使うキーのタイプ音が、かなり大きいのもマイナスポイントとなりました。
シャープ(SHARP)
EL-N942-x
実勢価格:3546円
経理・事務仕様をうたったモデル。レスポンスがよく、日数計算機能も便利。計算した件数を表示するカウンター機能なども付いているのですが、軽すぎる打鍵感や薄めに見える文字など、9位や10位のシャープ製品に見られた不評だったポイントは本製品も同様。それらに加え、チルト機能がなくより見づらさを感じたり、本体の安定感が低く、タイプ音がやや響く点が影響し、スコアが伸びませんでした。
オーロラジャパン
DT700TXW
実勢価格:980円
シュレッダーやラミネーターなども手がける台湾発のメーカーで、電卓もバリエーションが豊富。本製品は1000円を切る価格ながら、実務に必要な機能がひととおり入っており、利益計算に便利なMU(マークアップ)機能、スイッチによる税率切り替えなど独自の機能も備えています。ただ、ボタンのキーピッチがかなり狭いのにキーが硬く、打ちやすさの評価が伸び悩みました。
以上、ビジネス系電卓ランキングでした。
ヘビーユーザーになると、同じ電卓を10年以上使い続けたり、同じモデルに買い替えたりということも珍しくない電卓。自分に合う一台を見つけられれば、きっとビジネスのよき相棒として、長きにわたって活躍してくれるはずです!