こんにちは!ヨムーノライターのharuです。
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今回は、前回紹介した重曹に引き続きナチュラルクリーニングの代表選手!
「クエン酸」についてご紹介します。
⇒重曹についてはこちらの記事をどうぞ
監修者紹介
【日本ハウスクリーニング協会】
ハウスクリーニングを通じて地域の福祉に寄与し、認定資格講座およびハウスクリーニングの普及啓蒙活動を行なっています。
クエン酸とは
クエン酸とは柑橘類などに含まれる有機化合物のこと。ヒドロキシ酸のひとつで、爽やかな酸味を持つことから食品添加物として多用されています。
無色無臭で安全な酸性の成分で、主に、レモン、みかん、グレープフルーツなどの柑橘類や梅干しなどに含まれる、
酸味=酸っぱい成分です。
大きめのレモン1個に約4g、梅干し1個に1gのクエン酸が含まれているそうです。
クエン酸の性質
クエン酸と同じエコ洗剤として知られる、重曹やセスキ炭酸ソーダはアルカリ性なのに対し、クエン酸は酸性の性質を持ちます。
汚れを落とすには、汚れの性質と反対の性質を持つ成分で中和させる必要があるため、酸性のクエン酸はアルカリ性の汚れに効果を発揮します。
クエン酸が得意な汚れ
クエン酸は酸性ですので、アルカリ性の汚れを落とすことが得意です。
例えば、こんな汚れにクエン酸は効果があります。
・水道水のカルシウムやミネラルが固まった水垢
→浴室の鏡や洗面台等
・トイレの黄ばみや尿石、アンモニア臭
・お風呂の石けんカス汚れ
・洗濯槽に蓄積した汚れ(炭酸カルシウム)
クエン酸には除菌作用があります。汚れを落としながら消臭や除菌もすることができますよ。
クエン酸が苦手な汚れ
油汚れ、油脂の汚れ等
油汚れには、クエン酸と真逆の成分である、弱アルカリ性の重曹が効果的です。
クエン酸と重曹を混ぜると発泡する
クエン酸と重曹を混ぜることで、勢いよく発泡させることができます。
クエン酸と重曹を混ぜたときに発生する泡は、汚れをまるめこみ流す効果があります。
クエン酸(酸性)と重曹(アルカリ性)を混ぜると中和してしまいますので、汚れそのものを分解したり剥離したりする作用はありません。
ただし液体より「泡」の方が、汚れに付着している時間が長いため、効果があると考えられます。
この発泡作用を利用して排水溝の掃除ができます。ただし頑固にこびりついた汚れは落とすことができません。
クエン酸を使用する際の注意点
食品にも含まれ安全性の高いクエン酸ですが、掃除に使用する際には下記の点に気をつけましょう。
・塩素系漂白剤と混ぜると有毒ガスが発生するため、決して併用しない
・鉄、セメント、大理石に使用すると錆びたり傷んだりするため使用を避ける
クエン酸は湿気に弱く、湿気を含むと固まることがあります。保管する際は、直射日光を避け、乾燥した冷暗所に置きましょう。また金属製の容器は錆びる可能性があるので、金属製以外の容器で保管してくださいね。