冷凍保存に向いている野菜は、正しく保存することでおいしさを長持ちさせることができます。特売で買ったはいいものの、使い切れなくて無駄にしてしまうことがないよう、それぞれの野菜ごとに正しい冷凍法を覚えておきましょう。
冷凍保存が向いている野菜は?
野菜の冷凍保存は、野菜の無駄を防ぐだけでなく時短調理の重要なアイテム。ここではより効果的に冷凍するコツを、野菜別にご紹介します。解凍法も参考に、忙しい毎日のおかず作りに役立ててくださいね。
ただし冷凍保存に向かない野菜もあります。じゃがいもやごぼう、大根などの根菜類は、冷凍すると中に空洞ができて味も食感も悪くなるのでおすすめできません。水分が多いレタスやもやしなど、生食用の野菜も避けたほうが無難です。
1. 生での冷凍がおすすめ!「ほうれん草」の冷凍保存方法
【保存期間:30日】
ほうれん草は洗って根元を切り落とし、食べやすい大きさにカット。キッチンペーパーで水気をふき取り、フリーザーバッグに入れます。平らにしてから、できるだけ空気を抜いて冷凍しましょう。
おいしく食べるための解凍方法
必要な量を取り出し、そのまま加熱調理します。お浸しやごま和えなどのときは、さっとゆでて冷水にとって色止めしましょう。水気をしぼって調味料で和えれば完成です。
下ゆでしてから冷凍すると筋っぽくなるので、生での冷凍がおすすめ!
2. 調理が楽になる♪「玉ねぎ」の冷凍保存方法
【保存期間:30日】
玉ねぎは冷凍することで甘みが増します。薄切りやみじん切りにして冷凍しておけば、料理するときに便利!水気をしっかりふき取って、なるべく空気を抜いてからフリーザーバッグに入れましょう。
おいしく食べるための解凍方法
玉ねぎを冷凍すると、細胞が壊れてシャキシャキ食感はなくなります。その分、すぐに火が通り味がしみ込みやすくなるので、解凍は不要。時間がかかるあめ色玉ねぎも、手軽にできますよ。
3. ゆでてからがおすすめ!「ブロッコリー」の冷凍保存方法
【保存期間:30日】
生のブロッコリーを冷凍すると水っぽくなって、茎の部分はやわらかくなってしまいます。特有の臭いもでてしまうので、ゆでてから冷凍がおすすめです。
ゆでてから保存する方法
ブロッコリーは小房にカットして、1分ほど塩ゆでします。茎は太目の短冊切りにして、一緒にゆでましょう。水気を切ったら、なるべく重ならないようにフリーザーバッグに入れ、空気を抜いて冷凍します。
おいしく食べるための解凍方法
冷凍すると水っぽくなるので、生食には向きません。加熱調理は冷凍のままでOK!スープや炒め物など、すぐにやわらかくなるので時短になります。
4. そのままでもざく切りでも!「トマト」の冷凍保存方法
【保存期間:30日】
トマトは丸ごと冷凍すると、流水にあてただけで皮が自然と向けるので便利です。トマトソースや煮込み料理に使うなら、ざっくりと角切りにするのがおすすめ。
ヘタをとったトマトをざく切りにして、フリーザーバッグに入れます。平らにして、なるべく空気を抜いて冷凍しましょう。