生クリームやメレンゲを立てたり、材料を混ぜ合わせたりと何かと重宝するハンドミキサー。お菓子作りには欠かせないアイテムのひとつですが、価格もピンキリでどれを選んだらいいかわかりにくいですよね。そこで今回は、ハンドミキサー15製品を集めて料理家が徹底テスト! 使いやすく仕上がり抜群なハンドミキサーのおすすめランキングを決定しました。
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※情報はthe360.life2020年9月12日配信時のものです。価格が変動している場合や在庫切れしている場合があります。価格は全て税込表記です。
料理初心者が泡立て器を使って生クリームや卵白を泡立てようとすると、うまくツノが立たなかったり、腱鞘炎になりそうなほど腕が疲れてしまう……そんな経験はありませんか?
そこで重宝するのが手動タイプよりも手早く仕上がる電動のハンドミキサーですが、同じく材料をかき混ぜるキッチン家電にハンドブレンダーも存在します。
これらは一体何が違うのか? まずは、ハンドミキサーとハンドブレンダーの違いを解説していきましょう。
生クリームやメレンゲといったお菓子作りに向いているのが、ハンドミキサー。アイロンのような形状で、持ち手が付いていて握りやすくなっている製品が多いです。
材料をかき混ぜるためのビーターやホイッパーを1~2本取り付けられるようになっています。円を描くように動かして使いますが、手動よりも腕の動きが少なくて済むのがメリットです。
ただし、極端に固い材料を混ぜるのには向かないので注意してください。
材料を押しつぶしてかき混ぜることができるハンドブレンダーは、素材を生かしたとろみのあるスムージーやスープ作りに重宝しますが、一般的に泡立てには使われません。
据え置きタイプのミキサー(ブレンダー)と違って、調理中の鍋に入れて使うこともできます。先を取り外して洗えるため、お手入れも楽チンです。
ハンドブレンダーの選び方は以下の記事を参考にしてみてください。
ひと口にハンドミキサーといっても、種類は色々。初めて買うとなると何を決め手に選んだらいいかわかりませんよね。そこで、ハンドミキサーを選ぶ際にどこに注目したらよいのか、いくつかポイントをご紹介したいと思います!
生クリームや卵白の泡立ては、「低速」→「中速」→「高速」→「中速」→「低速」と、回転速度を切り替えながらキメ細かく仕上げていきます。
お菓子作りに使用するなら、回転速度を3段階以上で切り替えられるものを選ぶとよいでしょう。
腕力がない人はなるべく本体重量が軽いものを選ぶとストレスが少ないですが、大量の材料をかき混ぜる場合、本体重量が軽くても回転数が少ないと結局時間がかかってしまい腕が疲れてしまうことも…。
大量に作る場合は、多少本体が重たくても回転数が多いものを選んだ方が短時間で仕上がる傾向にあり、結果として腕が疲れにくくなります。
材料をかき混ぜるアタッチメントをビーター(泡立て器形状のものはホイッパー)といいます。ビーターは主にステンレスなどの金属製と樹脂製のものがありますが、それぞれ以下のような特徴があります。
・ステンレス製:高い耐久性が魅力ですが、ボウルとぶつかり合うことでビーターやボウルの金属片が材料に混ざってしまうことがあるため、傷つきやすい樹脂製やアルミ製のボウルには不向きです。ボウルとぶつかり合ったときの音も大きいです。
・樹脂製:軽くてしなやかな樹脂製は、ボウルと当たったときの衝撃が軽減され、腕が疲れにくいのがメリット。ボウルが傷つきにくく、音も控えめ。ただし、金属製のビーターよりも劣化は早いです。
ビーターの形状は、なるべくシンプルなつくりで部品同士の重なりが少ないものや、線が細いものを選ぶとお手入れが楽チンです。
また、ブレンダータイプのアタッチメントが付属されていると、離乳食作りにも便利です。
箱にしまうとなかなか使わなくなる……という人は、収納ケース付きのものを選ぶとよいでしょう。ビーターも電源コードも一緒に収まるタイプは、サッと取り出せて便利です。
今回テストするのは、Amazonや楽天などの各社通販サイトや、比較記事で人気おすすめランキング上位常連の15商品です。
卵1個分の卵白に砂糖小さじ1を入れ、メレンゲの作りやすさや仕上がりをチェックしました。
検証項目は以下の通りです。
ハンドミキサーの電源を入れ、メレンゲが完成するまでの所要時間を計測。メレンゲ作りは以下の工程で行いました。
・いちばん低い回転数からスタート
・中程度の回転数で混ぜる
・ある程度泡立ったら、砂糖を投入
・最高回転数で混ぜる
・いちばん遅い回転数で仕上げ
ちなみに、15製品の仕上がりまでの平均タイムは1分54秒35でした。
スピード切替などのボタンが操作しやすいか、混ぜているときにガタつかないか、腕や手先が疲れないか、重たく感じないか、動作音がうるさくないか…などをチェックし、「使いやすさ」を総合的に評価しました。
メレンゲが空気を含んでフワッとしているか、キメの細やかさ、へたりにくさ、メレンゲと水分が分離していないか、などをチェックしました。
使用後のビーターのメレンゲの泡切れをチェック。ビーターが平べったい形状のものや、先端まで芯が通っているタイプは内側に残る泡の量が多く、洗いにくかったです。